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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ
1807
:
とはずがたり
:2015/10/18(日) 19:05:56
ドイツの日食で分かったこと 英語オリジナル
http://jref.or.jp/column/column_20150410.php
2015年4月10日 クレイグ・モリス Renewables International 編集者 および
EnergyTransition.de筆頭執筆者(@PPchef)
ほとんど雲のない好天だった3月20日金曜日、ドイツ一帯で部分日食が起こった。国内のほぼ全域で太陽の70%以上が月に隠れたため、ドイツの太陽光による電力はかつてない規模で急激に減少し、再び増加した。これで、ドイツが太陽光発電の大幅な変動にも耐えられることが証明できたとして、人々は歓喜に沸いている。しかし、手放しで喜んではいられない理由もある。
史上最大幅の太陽光発電の急増を経験しても、送電網はダウンしなかったということだ。ここまでは、喜ばしい出来事である。
しかし、この変動の埋め合わせはどのように行われたのだろうか?
まず、グラフ(略)の一番下を見ると、電力の純輸出に著しい減少が生じたことが分かる。
午前10:30を過ぎると、日食が終わりに近づくにつれて太陽光発電量は14 GW(1,400万kW)の急増を記録した。一方、電力輸出は、正午までの90分間で7.0 GW(700万kW)増えて、太陽光発電の増加の半分を相殺した。従来型の発電量も小幅ながら減少し、正午の時点で47.6 GW(4,760万kW)となった。90分間の減少幅はわずか10%にあたる4.7 GW(470万kW)で、この程度の変動は決して珍しいことではない。
こうしたデータは何を示しているのだろうか?ドイツのシンクタンク、アゴラエナギーヴェンデのプレスリリース(ドイツ語)は、日食によって「2030年のシミュレーションができた」と主張しているが、おそらくこれは見当違いだろう。風力発電の出力が0.5 GW(50万kW)という最低レベル(導入量は38 GW(3,800万kW))でなかったら、従来型発電所の稼働がその最低出力量近くまで抑えられていて、柔軟な対応ができなかったかもしれない。
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