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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ

1641とはずがたり:2015/06/14(日) 18:33:45
>>1640-1641
 もう1つの理由は電気料金が非常に高いことで、米国本土と比べて3倍以上の水準になっている。2014年の時点で電力1kWh(キロワット時)あたりの平均価格は34セントに達した(図3)。1ドル=120円で換算すると40円を超えて、日本の家庭向けの単価も大幅に上回る。再生可能エネルギーを導入することで、企業も家庭も電気料金を削減することが可能になる。

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図3 ハワイ州と米国本土の電気料金の比較(1kWhあたりの平均単価)。出典:ハワイ州エネルギー局

 ハワイ州の試算によると、2030年に再生可能エネルギーの比率を70%まで高めることができれば、州全体の石油の輸入額を年間に51億ドル(約6100億円)も削減することができる見込みだ。石油の消費量を削減するために、ガソリン車から電気自動車へ移行を進める一方、バイオ燃料も増やしていく。2030年には自動車による石油の消費量を70%削減する目標も設定した。

電気自動車を利用したスマートグリッド

 ただし太陽光や風力などの再生可能エネルギーが増えると、天候による出力の変動によって電力の供給が不安定になってしまう。日本でも九州などの離島で問題が生じ始めている。この点でもハワイ州は世界で最先端の技術を開発・導入する計画だ。すでに日本から日立製作所などが参画して「スマートグリッド実証事業」が2013年12月に始まっている(図4)。

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図4 マウイ島における日米共同のスマートグリッド実証事業。出典:NEDO、日立製作所ほか
 マウイ島にエネルギーの需給状況を監視するコントロールセンターを設置して、電気自動車に充電・放電しながら電力を安定させる試みだ。150〜200台の電気自動車が実証に参加して、島内で稼働中の合計72MW(メガワット)の風力発電の出力変動に対応できるようにする。この実証プロジェクトと並行して、マウイ島とオアフ島のあいだを海底ケーブルでつないで電力を融通できるようにする計画も進行中だ。

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図5 ハワイ州の主な再生可能エネルギー導入プロジェクト(左上から、カウアイ島、オアフ島、ラナイ島、マウイ島、ハワイ島)。出典:ハワイ州エネルギー局


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