したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ

1639とはずがたり:2015/06/14(日) 09:26:46

2015年04月21日 09時00分 更新
エネルギー列島2015年版(1)北海道:
北の大地が生み出す水力と水素、日本の新たなエネルギー供給基地に (2/2)
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1504/21/news022_2.html
[石田雅也,スマートジャパン]


広大な土地と自然に恵まれた北海道では、太陽光と風力の導入が活発に進んできた。ただし天候によって出力が変動する問題に加えて、季節や時間帯で電力が余る可能性もある。発電量が安定している水力とバイオマスが道内に広がり始め、余った電力は水素に転換して首都圏に供給する。
[石田雅也,スマートジャパン]

水力はこちらhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1194191152/1071

バイオマスから電力と水素も作る

 すでに小水力発電の導入プロジェクトは道内の各地で始まっている。固定価格買取制度の導入量を見ると、認定済みの水力発電設備が6万kW近くまで拡大して、長野県に続いて全国で第2位になった(図4)。発電量が天候に左右される太陽光や風力を補う形で、出力が安定している水力とバイオマスの導入量が増えてきた。

http://tohazugatali.we b.fc2.com/epower/ranking2015_hokkaido.jpg
図4 固定価格買取制度の認定設備(2014年12月末時点)
 バイオマスでは道内に広がる森林の資源を生かして、木質バイオマス発電所の建設計画が複数の地域で進行中だ。北海道の森林の面積は全国の2割以上を占めるほどで、間伐材など未利用の木材の排出量は圧倒的に多い。木質バイオマスでは燃料になる未利用木材の調達が課題だが、北海道は他県に比べて余裕がある。

 その一方でバイオガスを燃料に利用する発電所の建設計画も進んでいる。オホーツク海に面した東部の別海町(べつかいちょう)では、町の基幹産業である畜産業と連携した発電プロジェクトがある。別海町は人口1万5000人に対して、牛が11万頭もいる日本有数の酪農の盛んな地域である。牛の排せつ物の処理に膨大なコストがかかる点が以前から課題になっていた。

 牛の排せつ物を高温の状態で発酵させると、メタンガスを作ることができる。別海町はメタンガスを燃料に使える発電設備を三井造船と共同で建設して、2015年7月に稼働させる計画だ。発電能力は1.8MW(メガワット=1000キロワット)を想定している。牛の排せつ物のほかに、地域で発生する生ごみも加えてメタンガスの製造量を増やす(図5)。

http://tohazugatali.we b.fc2.com/epower/betsukai_biomas.jpg
図5 「別海町バイオマス産業都市構想」の全体イメージ。出典:農林水産省

 バイオガス発電は南西部の室蘭市でも取り組んでいる。市内で唯一の「蘭東(らんとう)下水処理場」では、下水処理の過程で発生する汚泥を発酵させてバイオガスを製造するプロジェクトが始まった。バイオガスを使って103kWの電力を供給することができる。2016年4月に運転を開始する予定である。

 室蘭市はバイオガス発電に先がけて、2015年2月に「室蘭グリーンエネルギータウン構想」を策定した。今後は太陽光や風力に加えてバイオマスと水素を拡大していく。再生可能エネルギーを地産地消できるネットワークを構築して、余剰電力で水素も製造する(図6)。燃料電池車や燃料電池バスを市内に増やしながら、CO2を排出しないグリーンエネルギーを拡大する狙いだ。

http://tohazugatali.we b.fc2.com/epower/muroran_greentown2.jpg
図6 「室蘭グリーンエネルギータウン構想」の将来イメージ。出典:室蘭市経済部

 将来に向けて北海道が水素供給基地として発展する期待は大きい。豊かな自然を生かして大量の電力を再生可能エネルギーで作り、道内で消費できない余剰分を水素に転換して他の地域に供給する。すでにトヨタグループとNTTグループが中心になって「北方グリーン水素サプライチェーンモデル」を検討中だ(図7)。

http://tohazugatali.we b.fc2.com/epower/green_suiso.jpg
図7 「北方グリーン水素サプライチェーンモデル」の構築イメージと課題。出典:豊田通商ほか

 再生可能エネルギーが豊富な北海道や東北で作った電力を水素に転換してから、需要が大きい首都圏へ送って燃料電池に供給する。2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは、燃料電池車や燃料電池バスを数多く導入することが決まっている。燃料の水素を北海道で製造して東京へ輸送する構想が現実味を帯びてきた。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板