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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ

1576とはずがたり:2015/03/24(火) 10:41:58
>>1575-1576
 バイオマスチップはこれまで自家発電用燃料として他社にも販売する一方、自社でも二〇〇八年から燃焼して発生させた蒸気を使い木製品の消毒や乾燥処理に活用。グループでさらなる有効利用を考えていた中で、FIT導入が後押しし、一二年十月に新会社ができた。清水国行発電部長(42)は「木質バイオマス発電はまさにグループの理念に合致した事業」と胸を張る。

 同社は一三年六月にFITの設備認定を受けた後、十八億円を投じて発電所を建設。二十四時間体制で年間三百三十日稼働させる計画で、発電出力は一般家庭六千〜六千五百世帯分という三千五百五十キロワット。うち、発電所内で消費する五百五十キロワットを差し引いた三千キロワットを電気事業者に売電、年間三億円の収入を見込んでいる。

 「使い物にならず廃棄していた木材資源のリサイクルを推進して低炭素社会の実現に貢献したい」と力を込める清水部長。そのために「まずは安定稼働が第一」というが、「原子力や化石燃料とは違い、地域の資源を地域のエネルギーに還元できる可能生を秘めている」と話し、将来のエネルギーの地産地消を見据えている。

(曽田晋太郎)

2015年3月15日
<新エネへの挑戦 滋賀の可能性>(下) 木之本の凍らない橋
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20150315/CK2015031502000007.html

 横なぐりの吹雪が容赦なく顔を打ち付ける。長浜市木之本町金居原の国道303号にある八草大橋。岐阜県境まで一キロの雪深い地域にありながら、冬も凍結せず、昼間の十二時間で千三百台もの車がスムーズに通行する。

◆地中熱活用し“床暖房”

 「橋に床暖房を使っているようなものです」。“凍らない橋”について県長浜土木木之本支所の清水宏孝主査(40)が話す。二〇〇八年に完成した延長百九十二メートルの橋はアスファルト下に融雪パイプが埋設されており散水不要。熱源を地中から取っているためだが、ほとんど知られていない。

 橋から三十一メートル下の谷や山の斜面に三十二本のパイプが延び、さらに深さ百メートルの地中まで埋まっている。常時一五度ほどの地中熱を使い、パイプ内に入れた特殊な液体を温め、電動ポンプで循環させている。

 温めた液体は橋の欄干に並行して走る口径七センチのパイプを通り、さらに橋を横断する形でアスファルト下に埋設された口径二センチの細いパイプで雪を溶かす。稼働は十二〜三月だけ。カーブした坂道という橋の特徴から、特に凍結防止が必要として敷設された。

 注目されるのがコストだ。この地中熱システムを設けるのに掛かった費用は橋の舗装含めて二億五千万円。循環させるポンプは電動で動かしているため電気代は掛かる。維持管理費用も必要。

 それでも「電熱ヒーターを敷設した場合に比べ、電気料金は十分の一」(清水主査)。「地中熱が有効かは地域によっても異なるため一概に言えないが、少なくとも八草大橋では有効に活用できている」と話す。

 県道路課によると、県内には八草大橋のほかに、一一年に完成した東近江市にある国道421号の不老橋も融雪に地中熱を活用。昨年十一月に開通した長浜市旧余呉町の国道365号、椿坂バイパスではトンネル工事で掘り当てたわき水を活用。地中で常時一〇度以上に温められており、近くにある坂本谷橋の融雪に活用している。

 地中熱は太陽光や風力などと比べ、まだまだ認知度も普及度も低い。だが県地域エネルギー振興室の担当者によると、県内で活用できる地中熱の潜在能力は一般家庭一戸の消費量の一万八千倍に相当する七百テラジュールと見込む。「温度が一定で夏は冷たく冬は温かい。空調などへの活用を積極的に周知したい」。担当者は意気込んでいる。

(井上靖史)


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