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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ

1417とはずがたり:2014/12/09(火) 15:09:00
>>1415-1417

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図4 波力発電用の発電機とプロペラの組み合わせ 出典:協立電機

 越波式波力発電では、協立電機の持つファクトリーオートメーション技術(制御技術)も役に立つのだという。「波力発電設備では発電機をなるべく一定の出力で安定して常時動かしたい。ところが、スリットから流入する海水の量はさまざまな条件によって変わる。そこで、カートリッジ内の発電機に負荷を掛けて回転数を制御する。すると、貯水槽部分の水の抜け方を最適制御できる」(中木氏)。工場での制御と比較すると、緻密な制御はできないことが分かったものの、「制御しない場合よりも性能が向上する」(同氏)。

政府はどのように研究開発を支援しているのか

 冒頭で紹介したNEDOの研究開発は、3種類の研究から成り立っている(図5)。越波式波力発電は6つある海洋エネルギー関連の実証研究の1つだ。

 図5の(2)に要素技術開発とあるのは実証研究よりもさらに将来に役立つことを考えた海洋エネルギー技術の研究だ。実証研究とは異なり、実海洋試験は行わず、実物の数分の1〜数十分の1のモデル(スケールモデル)を用いる。目的は発電コスト20円/kWh以下を実現可能な装置を設計することだ。(3)にある共通基盤研究は、以上の2つの研究の性能試験や評価方法に関する検討をする。実機は用いない。

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図5 NEDOの海洋エネルギー技術研究開発 出典:NEDO

 国が関与する海洋エネルギー開発の取り組みは、経済産業省・NEDOの他にもう1つある。内閣官房の総合海洋政策本部だ。技術開発に力点を置くNEDOとは異なり、総合海洋政策本部は立地の整備を重視している。

 海洋エネルギー利用で先行する欧州諸国は、実証実験のために自由に利用できる海域を複数確保している(>>1413-1414)*4)。例えばスコットランド北部の欧州海洋エネルギーセンター(EMEC)だ。

 日本ではこのような海域がなかった。大学や企業などが実海域で実証実験を進める場合は、その都度、海運関係者や漁業関係者と個別に交渉を行う必要がある。東京大学大学院新領域創成科学研究科海洋技術環境学専攻で教授を務める高木健氏によれば、自ら地元の漁業関係者と交渉し、調整を進めなければならず、研究よりも交渉に時間がかかることがしばしばだという。同氏はNEDOのプロジェクト(水中浮遊式海流発電)に参加している。

 これでは研究開発がなかなか進まない。そこで、総合海洋政策本部は2014年7月、新潟県と佐賀県、長崎県、沖縄県の6海域を10年間以上占用できる実証フィールドとして選定、同時に岩手県と和歌山県、鹿児島県、沖縄県の5海域を次候補として選び出している。なお、静岡県はいずれの海域にも選出されなかった。

*4) NEDOによれば欧州の研究開発は5つのステージからなる。最初の2ステージは陸上試験、その後の3つのステージは実海域試験だ。多くの研究開発はステージ4や5に達し、一部は商用運転に入ろうとしている。日本は陸上試験の段階にとどまっており、今後実海域試験に入る形だ。


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