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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ

1379とはずがたり:2014/11/23(日) 22:50:23
>>1378-1379

潮岬沖で海流発電を 串本でシンポジウム 和歌山県
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=282603

 和歌山県串本町潮岬沖に海流発電の開発企業を誘致し、世界初の実証実験を目指している県は18日、同町サンゴ台の串本ロイヤルホテルで「海洋再生可能エネルギーシンポジウム」(串本町、新宮市共催)を開いた。東京大学大学院・新領域創成科学研究科の郄木健教授が、世界や国内における海洋再生可能エネルギー開発の動向について講演。国内の海流発電の大きなエネルギー資源である黒潮のうちでも、潮岬沖は蛇行が少なくエネルギーが安定して得られる海域だと説明した。

 県は強いエネルギーが得られる潮岬沖の黒潮を活用した海流発電を計画しており、開発企業の誘致を進めている。シンポジウムは地元の関心を高めようと県内で初めて開き、地元高校生を含む地域住民ら約200人が来場した。

 国は2013年4月、海洋再生可能エネルギーの発電技術を開発するために「海洋基本計画」を閣議決定。これを受け、県は同年8月に大学教授や電力会社、漁業関係者らでつくる検討委員会を発足させた。

 今年2月、県は潮岬沖を「実証フィールド」として国に申請したが、実験する企業が確定していないことを理由に認定されなかった。企業が決まり次第、認定される。県によると、潮岬沖での実証実験にはIHIと三菱重工の2企業が関心を示しているという。

 シンポジウムでは、県の検討委員会で委員長を務めている郄木教授が「海洋再生可能エネルギーの動向」と題して講演。洋上風力発電や潮流・波力発電、海流発電について説明し、この分野で先行している欧州と比較して日本の現状を述べた。

 海洋再生可能エネルギーの開発事業について「もうかる事業ではないが、二酸化炭素を減らすためにみんなで頑張ってやらないといけないと考えてほしい」と話した。

 海流発電に関し、黒潮は国内の大きなエネルギー資源で蛇行による変動が問題だが、潮岬沖は蛇行が少なく、安定してエネルギーが得られる海域の一つだと説明した。

 講演後、専門家らによる「海洋再生可能エネルギーと和歌山県の地域活性化」と題したパネルディスカッションが開かれた。

 郄木教授や内閣官房総合海洋政策本部事務局の吉田栄内閣参事官、新エネルギー・産業技術総合開発機構の土屋宗彦理事、海洋産業研究会の中原裕幸常務理事、田嶋勝正串本町長、田岡実千年新宮市長、県企業政策局の出口博之局長が意見を交換した。

(2014年10月21日更新)


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