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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ

1302とはずがたり:2014/08/04(月) 09:48:50

スカイツリーも地中熱で省エネ!“足元”エネルギーにはポテンシャルいっぱい
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20140803520.html
産経新聞2014年8月3日(日)14:37

 東京スカイツリータウン?とその周辺(東京都墨田区、10.2ヘクタール)において、「地中熱」を利用した大規模な地域冷暖房システムが導入され、話題になりました。日本ではあまり知られていない地中熱ですが、太陽熱由来のエネルギーで、天候に左右されず、昼夜を問わず日本中どこでも利用できます。先日、東京スカイツリータウンのシステムを見学する機会がありました。地中熱の可能性を探ってみたいと思います。

■年間通して大きな省エネ効果

 東京スカイツリータウン・ウエストヤード地下2階のメーンプラントには、ターボ冷凍機2基、インバータターボ冷凍機1基、ヒーティングタワーヒートポンプ3基、水熱源ヒートポンプ1基の熱源設備と、巨大な水蓄熱槽(合計水量7000トン)が導入されています。このほか、地下鉄の躯体内や建物のトレンチ内などに総延長約3.1キロメートルの地域導管と、地中で採放熱を行う熱交換用チューブ(総延長1.2キロメートル)が敷設され、地域冷暖房システムを構成しています。

 東武エネルギーマネジメントの常務取締役、今野真一郎氏にこのシステムを導入した理由をうかがいました。

 「開発にあたり未利用エネルギーを利用したいと考え、河川水や地下鉄のトンネル水などの可能性も検討しました。地中熱利用は日本では事例があまりなく、周辺の地層でどれだけ採放熱できるかシミュレーション解析し、慎重に検討した結果、地中熱利用の可能性が十分あることがわかりました。建物の基礎になる杭(くい)に複数のチューブを取り付ける『基礎杭方式』と、120メートルのボアホール(地中井)を21本掘削した『ボアホール方式』の2方式を採用しています。チューブの中に水を循環させ、地中と熱交換を行うことで効率的な冷暖房ができます」

 地中の温度は、地下10メートル程度より深くなると年間を通してほぼ一定で、15〜18度に保たれています。夏季の地中温度は気温より低く、冬季は気温より高いという温度差を利用し、冬は温熱、夏は冷熱として利用できます。東京スカイツリータウンでは地中熱利用などにより、一次エネルギーの年間消費量44%減、二酸化炭素(CO2)の年間排出量50%減と大きな効果を発揮しています。

 冷暖房システムの機器は電気代の安い夜間に稼働させて蓄熱槽に冷水や温水を作りためておき、日中は停止させます。蓄熱槽の冷水や温水を日中の冷暖房などに利用することにより、契約電力を約4割減の3500キロワットにでき、電力消費が大きい午後1時〜4時の最大使用電力を大幅に減らし、電気料金の削減にもなっています。

 「過密な都市は夏のヒートアイランド現象が問題になっています。地中熱利用ヒートポンプのメリットは冷房排熱を外気に排出せず地中に排熱するため、ヒートアイランド現象を抑制する効果があります。夏は地中に放熱し、冬は地中から熱を採りますが、年間を通して熱バランスが取れます。長い目で見て東京でやる意味があると思っています」


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