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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ

1194とはずがたり:2014/06/26(木) 10:03:12
◆A材…A材の利用を大幅に引き上げるのが郡上市白鳥町で建設が始まる大型製材工場だ。A材で住宅の柱や梁を製造する。国内最大手の中国木材(広島県呉市)などでつくる●長良川木材事業協同組合が事業主体となる。完成は来年3月の予定。当初は5万立方メートル、数年後には10万立方メートルの原木を使う見込み。

◆B材…B材で住宅用の合板を作る●「森の合板工場」(中津川市加子母)。年間で約10万立方メートルのB材を使う。11年4月の稼働以来、東日本大震災の復興需要などでフル生産が続いている。

◆C材…C・D材の活用では、瑞穂市で今年10月、木質バイオマス発電プラントが完成する。染色加工の岐センが立ち上げた●岐阜バイオマスパワー(瑞穂市牛牧)が運営。稼働すれば年間で約9万立方メートルのC・D材を燃やして発電する。

県産材丸ごと利用 県が事業整備、本格スタート
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20140227/201402270930_22052.shtml
2014年02月27日09:30

A材で柱や梁を作る大型製材工場の建設予定地。敷地にはかつて製材工場として使われた施設が残り、一部を活用する=郡上市白鳥町(県提供)
 岐阜県内で県産材を無駄なく有効利用できる体制が2014年度に整う。「植えて育てる」から「切って利用する」体制が本格的にスタートする。中核施設の一つとなる郡上市の大型製材工場が28日に起工式を迎える。

◆住宅材製造工場あす起工、需要増図る

 県産材の供給量は10年度が32万5千立方メートル。県は16年度までに約1・5倍の50万立方メートルに引き上げる目標を掲げる。実現の鍵を握るのが木を1本丸ごと使う利用体制の整備だ。

 1本の木は大きく三つに用途が分かれる。真っすぐで住宅の柱や梁(はり)に使われるA材。少し曲がっていて合板や集成材に使われるB材。大きく曲がった根元や細い枝などのC・D材の3種類だ。

 価格が安く、利用先が限られるC・D材は伐採後も搬出されず山の中に放置されることが多い。木を無駄なく丸ごと使う体制ができれば、山にお金が落ちる。県は用途に応じた三つの施設の整備を進めてきた。

 先行しているのがB材で住宅用の合板を作る●「森の合板工場」(中津川市加子母)。年間で約10万立方メートルのB材を使う。11年4月の稼働以来、東日本大震災の復興需要などでフル生産が続いている。

 C・D材の活用では、瑞穂市で今年10月、木質バイオマス発電プラントが完成する。染色加工の岐センが立ち上げた●岐阜バイオマスパワー(瑞穂市牛牧)が運営。稼働すれば年間で約9万立方メートルのC・D材を燃やして発電する。

 A材の利用を大幅に引き上げるのが郡上市白鳥町で建設が始まる大型製材工場だ。A材で住宅の柱や梁を製造する。国内最大手の中国木材(広島県呉市)などでつくる●長良川木材事業協同組合が事業主体となる。完成は来年3月の予定。当初は5万立方メートル、数年後には10万立方メートルの原木を使う見込み。

 三つの施設で県産材の需要は少なくとも24万立方メートルになる。供給量が足りなくなる可能性すらあるため、県は14年度から伐採した木材をワイヤロープで集める「架線集材」の普及に乗り出す。

 円安で外国産木材の輸入コストが上昇していることも背景にあるが、県産材が伐採して使うのに適した樹齢に達してきたことが大きな理由という。県の県産材流通課は「戦後植えた木が育ち、資源が成熟してきた。これからは需要を大きく増やしていきたい」としている。


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