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乗合自動車(バス)総合スレ
772
:
チバQ
:2012/02/19(日) 20:37:21
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news-spe/20080709-3275005/news/20120202-OYS1T00196.htm
都市の将来<6>路面電車 街の軸に
富山市内に新設されたLRTの環状線。市中心部を1周20分で循環する(1月10日)=中島一尊撮影
にぎわい戻り各地で導入論
1月中旬の夕暮れ。雄大な北アルプス立山連峰を望む富山市のJR富山駅北口に、お年寄りや会社員、高校生らが長い列をつくっていた。帰宅のため、日本初の本格的な次世代型路面電車(LRT)「ポートラム」を待っているところだった。
15分おきの出発に合わせ、すぐ列ができる。料金は現金だと200円。「車の免許を持たないから、本当に助かる。便利で乗り降りもしやすい」。同市の高木三子さん(74)は笑った。
◇
富山市は平地で街が郊外に広がり、自動車がないと暮らしにくい。中心市街地の空洞化も深刻で、多くの地方都市と同じ構造的問題を抱える。人口の減少、高齢化が進めば、車に乗れないお年寄りは通院や買い物に困る。今の行政コストも維持できなくなる。「公共交通を充実させ、歩いて暮らせる街を造るのが今の自治体の責務」。森雅志市長(59)はそう考え、拡散型の都市政策からの転換を決めた。
主要な公共交通軸を強化し、その沿線に住宅や商業、文化施設を集め、生活拠点地域として再配置する。各地域は歩ける範囲の規模で、中心市街地に行く際は公共交通を使う。交通軸という「串」が生活拠点地域という「お団子」を貫く形で、街をコンパクトにできる。
その核がLRTだった。赤字で廃線寸前だったJR富山港線を引き継ぎ、新たな軌道も敷設。富山駅から富山湾側まで7・6キロを整備し、2006年4月に開業した。建設費は約58億円。市が27億円(10億円はJR西日本の寄付金)、国と県が残りを負担した。運営は市と県、地元企業による第3セクターが行う。
効果は大きかった。利用者はJR時代に比べ、平日で2・1倍(平均4820人)、休日は3・6倍(同3811人)。特に日中に利用するお年寄りが増えた。沿線は住宅の着工戸数も市内の他地域より増加傾向にあり、3セクは初年度から黒字が続く。09年12月には、中心市街地に既存の路面電車の軌道も生かした環状線「セントラム」(3・4キロ)を設けた。森市長は「LRTでお年寄りが外出する機会をつくれた」と強調する。
◇
国土交通省によると、国内の路面電車は80年前、全国65都市に計約1500キロあった。だが、戦後の自動車社会の到来で廃止が相次ぎ、今では熊本、長崎、鹿児島、広島など17都市で計237キロしか残っていない。
逆にドイツのフライブルクなど、欧米の中規模都市では今、LRTが公共交通の主役の座を担う。
富山市のように、国内でも復権の動きは出ている。熊本市は中心部を走る路面電車について、電停をJR駅近くに移すなど利便性を高めており、今後は東部地区への延伸も検討する。LRTは人口が10万〜数十万程度の都市に適しているとされ、路面電車がない大分、静岡両市などでも導入を目指す議論が進んでいる。
課題は建設費だ。国交省によると、1キロあたり約20億円かかる。5キロ整備する場合、変電所や車両なども含めて約100億円に上る。ただ、地下鉄の場合、1キロあたり180億〜200億円かかるため、10分の1ほどで済むとも言える。国の補助制度もすでにある。
LRTに詳しい関西大の宇都宮浄人教授(経済統計)は「郊外に広がる街は道路、上下水道などで行政コストが拡大していく。その予算を考えれば、LRT導入で中心市街地を再生していくほうが、人口が減少する超高齢化社会にあったまちづくりができる」と指摘する。
(2012年2月2日 読売新聞)
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