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乗合自動車(バス)総合スレ

745チバQ:2011/12/02(金) 22:52:17
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20111202_01.htm
焦点/被災地の足バス“復権”/東北の沿岸部

宮城県亘理町が運行する乗り合いワゴン車「さざんか号」。仮設住宅の住民にとって貴重な交通手段となっている=11月下旬、亘理町の中央工業団地仮設住宅


 利用客の減少にあえいできたバスが、東日本大震災で津波被害を受けた東北の沿岸部で活躍している。被災による運休が続く鉄道に代わって主要都市を結ぶとともに、仮設住宅を細かく回って被災者の暮らしを支えている。国も被災地の重要な交通インフラと位置付け、支援策の拡充に乗り出した。(斎藤秀之)

◎路線鉄道代わり、仮設生活下支え/国も補助上限引き上げ

<石巻直行便は倍増>
 JR仙台駅近くの都市間バス乗り場でほぼ毎日夕、石巻行き直行バスを待つ利用客による長蛇の列ができる。仙台市の宮城交通グループが運行する本数は1日35往復。震災前の17から倍増し、ひっきりなしに発着を繰り返す。
 仙台と石巻をつないでいたJR仙石線は津波でレールが流失するなどし、全線復旧のめどが立っていない。宮城交通の牧野英紀社長室長は「列車からバスに切り替えた通勤通学客が増えた。所要時間は大きく変わらず、乗り換えが不要な点も評価された」と話す。
 東北の沿岸部では仙石線を含むJR在来線、第三セクターの三陸鉄道(宮古市)の計7路線が一部区間で不通のまま。代替の交通手段として新たなバス路線が各地で誕生している。
 岩手県交通(盛岡市)は4月、釜石―山田線を開設した。他社が以前から運行する宮古―山田線の発着時間にダイヤを合わせ、三陸鉄道に代わって岩手県沿岸の一部を南北につなぐようにした。福島交通(福島市)も3月下旬から、常磐線利用者向けに相馬―仙台線を運行する。
 バスは定時性や輸送力では鉄道に劣るが、「道さえあればルート設定できる」(岩手県交通)のが強み。震災直後には沿岸と内陸、主要都市と空港などを結ぶ短期間の路線が次々にできた。
 東北運輸局によると、東北6県の2009年度の乗り合いバス輸送人員は1億6290万人。モータリゼーションの進展と人口減の逆風で、ピーク時(1968年)から約8割減った。
 バス各社は「震災対応をバス復権の足掛かりにしたい」と考えており、地域の循環バスでも「震災対応」に取り組む。

<乗客2倍の路線も>
 岩手県北バス(盛岡市)は7月、津波被害を受けた宮古市や岩手県山田町で、循環バスのルートを仮設住宅やスーパーを巡るように見直した。効果はすぐに表れ、「乗客が最大2倍に増えた路線もある」と言う。
 沿岸部では、中心部から離れた郊外の空き地などに建設された仮設住宅が少なくない。徒歩での買い物や通院は難しく、高齢者らにはバスが頼りだ。
 こうした事態を受け国は本年度、被災地を走る循環バスの補助上限を引き上げるといった路線維持策を打ち出した。都市間バスに関しても、乗客の最低人員を引き下げるなど補助要件を緩和した。
 東北運輸局交通企画課の山崎庸右課長は「仮設住宅が孤立した状態では、地域社会の再生は不可能だ。乗り合いバスなどを活用して交通の便を改善し、震災復興につなげたい」と話している。


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