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乗合自動車(バス)総合スレ

722チバQ:2011/10/23(日) 13:47:04
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20111021-OYT8T01369.htm
タクシー漂う閉塞感

 県内のタクシー業界が苦境にあえいでいる。需要の起爆剤にと期待した東北新幹線全線開業の効果も東日本大震災で一気にしぼみ、右肩下がりの営業収入は今年度も過去最低を更新する勢いだ。タクシー台数を削減する「減車」の取り組みも進んでおらず、課題は山積している。(岡部雄二郎)

■「最後の希望」 17日の東北新幹線新青森駅。午後2時33分着の「はやて23号」から駅前のタクシーに乗り換えた乗客は、わずか5組。暇をもてあます運転手たちは、路上でたばこをふかしたり車内で雑誌を読んだりしていた。

 「ひどいもんだろ。震災直後はもっとだったよ」。運転手の1人(58)が苦笑いした。観光客の数がようやく震災前に戻りつつある今でも、レンタカーやバスツアーとの競合で、乗せられるのは1日5、6組。「期待していた分、がっかり。もう業界が上向くことはないだろうね」。この道30年のベテラン運転手(55)がため息をついた。

 「新幹線という最後の希望が吹っ飛んだ。展望が見えてこない」。県タクシー協会の渡辺博美専務理事(55)の言葉は率直だ。

 もともとタクシーは短距離利用の地元客が大半だが、長引く不景気やマイカーの普及で売り上げは右肩下がり。協会によると、2010年度の県内の営業収入は約156億円で10年前の6割に落ち込み、過去最低を記録した。低迷の歯止め役と期待されたのが、全線開業だった。

■新企画導入も 新青森駅に降り立つ観光客を取り込むため、青森市のタクシー業界では運転手が観光案内役を務める「ガイドタクシー」や新駅と市中心部を一律1500円で結ぶ「定額タクシー」を相次いで導入。開業した昨年12月から今年2月までの収入は前年比で毎月97%を超え、出足はまずまずだった。しかし、震災の起きた3月に前年比88・5%と一気に失速すると、その後も90%を超えるのがやっとで、これまでに前年を上回った月は一度もない。弘前市や八戸市など他地域も同じ状況にある。

■減車進まず さらに悩みの種となっているのが、運転手の賃金向上や渋滞解消のためにも必要とされる減車問題だ。

 東北運輸局青森運輸支局は昨年2月、国の特別措置法に基づき、供給過多に陥っている青森、八戸、弘前の3交通圏で事業者や自治体と協議会を設置。タクシーの台数削減や需要回復について話し合いを進め、秋には各事業者から改善計画を受け取った。

 運輸支局は「他社の動向を気にしてか、減車は計画通りに進んでいない」と指摘するが、事業者側にも言い分はある。青森市の中堅タクシー会社の社長は、「客が減り続ける中では、少しでも多く車を走らせて乗ってもらわないともたない。中小会社には特に大きな問題だ」とこぼした。

 運輸支局は11月にも計画の進捗状況をとりまとめ、協議会を再開。減車や需要回復に向けたさらなる取り組みを検討する考えだ。

(2011年10月22日 読売新聞)


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