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乗合自動車(バス)総合スレ

2005チバQ:2022/07/08(金) 21:25:48
https://www.yomiuri.co.jp/local/hiroshima/news/20220704-OYTNT50044/
<課題 広島から参院選2022>(下)乗り合い車 維持困難
2022/07/04 05:00
地域交通 県内路線バス65%赤字
住民が運営する乗り合いタクシー。高齢者らの生活を支えている(広島市安佐北区で)

 広島市安佐北区の可部・亀山地区。6月下旬の朝、1台のジャンボタクシーが坂道続きの山あいを縫うように走っていた。高齢者が次々と乗り込み、病院やスーパーの前の停留所で降りる。腰の治療で病院へ向かうため、自宅近くから乗った80歳代の女性は「通院や買い物で週3回利用する。運転が不安で車を手放し、この乗り合いタクシーが生活に欠かせない」と話した。


 地元3町内会などでつくる協議会が、2018年に本格運行を始めた。タクシー会社の協力で、平日の週3日、各5便を走らせている。21年度の利用者数は1便あたり4・6人(定員10人)で、協議会副会長の川本勇二さん(72)は「高齢者の生活の足として定着している」と話す。

     ■   □

 乗り合いタクシーの利点は、「交通空白地」で住民の細かいニーズに応えられることにある。広島市内ではほかに5地区で運行し、1地区で試験中だ。東広島市でも2地区で運行し、別の2地区が導入を検討している。

 一方、運賃だけではなかなか経費を賄えない。広島市は16年、乗り合いタクシーなどの導入を希望する地域向けにマニュアルを作成。赤字の半分を国、4分の1を市が穴埋めするが、残りは地元が負担する。川本さんは「資源ごみの回収やフリーマーケットの開催などで捻出している。運行を続けるために行政の支援を充実してほしい」と漏らす。

 思うほど乗客数が伸びないことも多くの地域でみられる悩みだ。可部・亀山地区では「通勤・通学に利用したい」という意見があったが、試験運行の利用者は高齢者に集中。ルートや運行時間の見直しを迫られた。

 川本さんは「うちは比較的街に近く、住民も多く恵まれている方。より人口の少ない地域では、乗客が限られて持続するのが難しいのでは」と指摘する。

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 もう一つの重要な移動手段である路線バスでも赤字路線が課題となっている。19年の県の調査では、県内の主要10社が運行するバス路線(350路線)のうち、65%が赤字になっている。

 国土交通省中国運輸局の調査では、県内の路線バスの総走行距離は11年度には1億107万キロだったが、19年度には9408万キロに減少。コロナ禍で20年度には7740万キロに落ち込んだ。営業収入は11〜19年度は250億〜270億円で推移していたが、20年度には170億円にまで減少した。

 鉄道も先行きは不透明だ。JR西日本は4月、維持が困難な在来線の区間別収支を公表し、県内では芸備線や福塩線が含まれた。JR西は沿線自治体に対し、路線の存廃も含めた議論を呼びかけている。

 こうした公共交通の厳しい状況や、住民主体の生活交通の需要の高まりを受け、県は「県地域公共交通ビジョン」の策定を目指し、各市町などと議論している。

 県交通対策担当は「都市部や郊外の団地、山間部で異なる課題を類型化し、方向性を決めたい。乗り合いタクシーのような住民主体の取り組みも充実させなければならない」としている。(森谷達也)


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