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乗合自動車(バス)総合スレ

1981荷主研究者:2021/10/02(土) 16:40:39

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/585856?rct=n_hokkaido
2021年09/05 05:00 北海道新聞
コロナで旭川のバス苦境 新拠点や合理化 企業努力吹き飛ぶ 専門家「国の支援必要」

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朝の時間帯に各方面にバスが発車する旭川電気軌道の共栄バスセンター=旭川市東旭川町共栄

 【旭川】旭川市内の乗り合い路線バスが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で苦境にあえいでいる。道内第2の都市の旭川は地下鉄や路面電車がなく、バスは市民の利用がJRの6倍近いとの調査もある公共交通機関の柱。市内の大手2社は乗り換え拠点の新設や経営合理化など今後を見据えた取り組みを進めるが、企業努力を上回る減収に見舞われており、「市民の足」はかつてない危機を迎えている。

 「いったん中心部まで出なくても乗り継げる。通勤が30分くらい楽になった」。旭川市街地の南東部にある旭川電気軌道(旭川)の共栄バスセンター。上川管内東川町行きに乗り換える市内の会社員井森俊実さん(42)はセンターの新設を歓迎する。

 同センターは昨年12月、新たな乗り換え拠点として開設。各系統の経路を延ばして終点をセンターに集約し、利便性を高めた。発着は1日345便に上る。

 待合所はプレハブ造りながら冷暖房付き。東川高に通う市内の女子生徒(17)は「以前は寒い屋外で待ったが、待合所がきれいで快適」と喜ぶ。合わせて同社は2カ所に分かれていた営業所も共栄に集約。今年6月には市街地北部に春光バスセンターも設け、同じく乗り換え拠点とした。

 これらの効果で同社は乗り合いバスを昨年12月の159台から14台減らすことができ、人手不足が深刻な運転手のやりくりが楽になった。河西利記社長は「1968年の旭川バスとの合併以来、約50年ぶりの出来事」と説明する。

 バス路線再編は道内各地の課題だが、冬の運行遅れの恐れなどから乗り継ぎの導入が敬遠されるなど、計画は足踏みしがち。北大工学研究院の高野伸栄教授(交通計画)は、札幌では地下鉄延伸の際に真駒内などにバスとの乗り継ぎ拠点が新設された例を挙げ、同社の取り組みについて「大規模な交通基盤整備を伴わない中でよく実現できた」と評価する。

 だが、こうした企業努力も新型コロナによる乗客減で吹き飛んでしまっている。同社の乗り合いバス(高速バス除く)の赤字は2020年度、約6億円。乗客は前年度比25%減で、18年度の716万人から503万人まで減った。

 道北バス(旭川)の乗り合いバス(高速バス除く)の乗客も同37%減で、18年度の507万人から20年度は313万人に減少。同社は減便や需要が少ない路線の一部廃止に踏み切った。

 それでも同社は8月からJR旭川駅と旭川空港を結ぶ2往復のノンストップ便の運行を開始。コロナが収束して外国人観光客が回復した後の需要増を見据えた取り組みという。松本神一会長兼社長は「マイナス幅の圧縮に努めるが、乗り合い事業者は休業できないので雇用調整助成金の対象にもならない」と窮状を訴える。

 事態を憂慮する旭川市は両社に支援金を給付し、70歳以上の市民が1回100円で乗れる「寿バスカード」を無料化して利用を促すが、穴埋めにはほど遠い。

 同様の苦境は全道に広がる。北海道バス協会によると道内46社の20年度の乗り合いバス事業(高速バスを含む)の収入は前年度比37%減で、減収総額は164億円。コロナ対策で人出抑制を求める「国策」がバス会社に打撃を与えている形で、高野教授は「国は早急に救済方針を考えなければいけない」と支援強化を訴えている。(星野真)


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