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乗合自動車(バス)総合スレ

168千葉9区:2009/07/29(水) 22:19:16
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/08/News/hiroshima/Sh09072901.html

緩和か強化か 規制迷走、タクシー困惑 '09/7/29

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 ▽乗務員「生活に不安」 参入業者「努力が無に」

 平日午後、JR広島駅(広島市南区)北口のタクシー待機場に客待ちの車がぎっしり並ぶ。小型車42台分の停車スペースから、数台がはみ出して止まる。

 「今日はまだまし。多い時は市道に100メートル以上の列ができる」。市内のタクシー会社の男性運転手(47)はあきれたように話す。「客が乗るまで1時間待つこともざら。以前はそんなことは少なかった」

 早朝から未明まで20時間近く働く。手取りは月14万円。息子2人が大学、高校受験を控え、共働きの妻の給与を合わせても「将来に不安を感じる」という。

 「競争原理なじまぬ」

 乗務を始めた12年前、手取りは25万円あった。新規参入や増車、運賃設定の規制が緩和された2002年以降、収入は下降線をたどる。昨秋からの不況も追い打ちを掛けた。「自由化で市場が広がるわけじゃない。業界に競争原理はなじまない」

 小泉内閣の構造改革路線の下、02年の道路運送法改正でタクシー業界の競争は激化した。新規参入組を交え、各社が増車や運賃値下げに走った。中国地方でも車両が10%余り増加。一方、客数、輸送収入は5%以上減った。乗務員の賃金低下、長時間労働に加え、客待ちの違法停車などが問題になった。

 「過当競争でやっていけない」。業界の訴えを受け、国は規制強化に乗り出す。10月に新法を施行し、供給過剰の地域では各社が協調して適正な台数を決め、減車に取り組むのを認める。低運賃への審査も厳しくなる。

 増車抑制「意欲そぐ」

 規制強化には批判の声も上がる。「一律の増車規制は経営努力を無にする」。04年に参入した日の丸交通(広島市安佐南区)の松岡貴博社長(28)は憤る。

 同社は、広島地区で最も安い初乗り(1・5キロ)520円の運賃設定に加え、素早い配車などで顧客を広げてきた。当初10台の車両数は22台に増加。松岡社長は「増車ができなくなれば、やる気のある業者の意欲をそぐ」と疑問を投げ掛ける。

 広島市中区の病院でタクシーを待っていた東広島市の無職女性(86)は、見舞いのため週1回、JR広島駅との往復に利用する。「安い運賃はうれしい。でも道に詳しい運転手さんをそろえるなどサービスも充実を」と望む。

 揺れ続けるタクシー規制。今回の再強化で課題は解決するのか―。先は見通せない。(畑山尚史)

 ●クリック タクシー規制の変遷

 サービス向上を目的に2002年2月、需給調整に基づく免許制から、原則自由に新規参入、増車ができる許可制に移行した。中国運輸局によると08年度末の中国5県のタクシーは計1万4717台で、規制緩和前の01年度末から10・6%増加。輸送人員は8・5%減、輸送収入は9・4%減った。

 国は規制緩和を見直し今年6月、タクシー事業適正化・活性化特別措置法が成立。10月に施行されると、国土交通相が供給過剰と認める地域は、業者が協調して減車しても一定の条件を満たせば独禁法違反にならない。

【写真説明】JR広島駅前で客待ちをする男性運転手。1時間待つこともあるという=広島市南区(撮影・高橋洋史)


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