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乗合自動車(バス)総合スレ

1656とはずがたり:2018/11/10(土) 23:05:47
>>1655
――制度開始にあたっては、どのような準備が必要になるのでしょうか?

 実験では当面、高坂SAに簡易な待合所を設置し、案内人を配置します。そもそも高坂SAにはこれまでバス停がありませんでしたが、いずれ案内板を設置するなどして、普通のバスターミナルのような感じになることを想定しています。また、バス事業者には高坂SAまで、あるいは高坂SAからの運賃を設定していただくことになります(編集部注:11月23日からのプレ実験は無料で行う)。

九州では西鉄だけで950便以上が停車!
――今後はどう展開されていくのでしょうか

 まずは、3便のみ対象を終日に伸ばしたり、期間を延長したりし、その後は各事業者との調整となります。関越道は多くのバスが通行しているので、たとえば長野より奥(上越、富山方面)に発着する便での乗り継ぎも想定されます。

――どのような人に利用してもらいたいですか?

 高速バスの魅力はなんといっても安価に移動できることです。気軽に乗っていただき、新たな需要を掘り起こしたいと考えています。また、外国人観光客はバスでの長時間移動もそれほどいとわないと聞いています。今後、逆区間(成田空港→長野)の運用ができれば、可能性はさらに広がるでしょう。

※ ※ ※

 前出の通り、このような高速バスの乗り継ぎサービスは、すでに九州道の基山PAで行われています。たとえば、長崎方面から基山PAで乗り換え、鹿児島へ向かう場合、福岡(天神)まで行って乗り換えるよりも所要時間が約1時間短縮されるとのこと。このサービスは2007(平成21)年に九州地方整備局主導の社会実験を経て、本格運用へと移行しています。

「九州の高速バスネットワークは福岡が中心で、地方間の直行便が少ないという事情がありました。基山PAは鳥栖JCT(南北に九州道、西へ長崎道、東へ大分道が分岐)の少し北に位置し、乗り継ぎがしやすい場所です。上下線のエリアを通路で行き来でき、両エリアで高速バスの運行情報を提供しています」(九州地方整備局)

 高速バスの利便性向上、公共交通機関への転換による渋滞緩和、広域的な地域活性化などを目的としたこの社会実験では、7割の利用者が「便利」と答えたとのこと。社会実験後、九州全域に高速バスを運行する西日本鉄道は、基山PA(高速基山バス停)を通過する便のほぼすべてに当たる950便以上を停車させたほか、2路線の単純合算運賃からおおむね2割引となる乗り継ぎ運賃を新設、さらにPA付近にパーク&ライド駐車場も整備しました。

 関東地方整備局は、今回のプレ実験結果を踏まえ、有料による本格的な乗り換え実験を行うとしています。関東においても、乗り継ぎサービスが発展し、高速バスルートの選択肢が広がっていくのか、今後に注目です。

乗りものニュース編集部


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