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乗合自動車(バス)総合スレ

1441チバQ:2017/01/30(月) 00:01:59
 一方で、高速バス業界に革新をもたらしてきたウィラーは、快適性を追求している。特に今回のリボーンは、開発に3年の歳月をかけ、「眠り」のための最適な環境を備えたシートと位置づけている。

 シェルの厚みをギリギリまで薄くし、柔らかな合皮のクッションとの相性を追求。個室で仕切らなくても、シェル内に必要なものを巧みに収めることで、前後左右を気にすることなく眠れる空間を創り出している。背もたれをリクライングする際に後席に気を遣う必要もなく、シェルにすっぽり包まれて隣を気にせずにシートの中で眠れる環境をつくりだす。この創造性はさすがだ。

● 東京〜大阪間の新幹線と 高速バス、選択の決め手は? 

 完全個室のドリームスリーパー、眠れるシートのリボーンの高速バスと、新幹線を料金や所要時間、快適性、利便性で比較してみよう。

 ドリームスリーパーは、東京の発着地は池袋で、大阪はなんばOCATか門真車庫で、座席料金+運賃の合計は大人片道2万円(キャンペーン期間は1万8000円)と、かなり高い。ウィラーのリボーンは、大崎からバスタ新宿を経由してウィラーバスターミナル大阪梅田、なんばOCATで、1万800円から(繁忙期は1万5000円)となっている。

 新幹線の東京駅〜新大阪は、のぞみで1万4250円、グリーン車で1万9230円。ドリームスリーパーはグリーン車よりも高い。所要時間はドリームスリーパーが約7時間、ウィラーのリボーンは約10時間。新幹線は約3時間なので、その差はドリームスリーパーで4時間、ウィラーのリボーンで約7時間となる。

 所要時間の数字だけを見れば間違いなく新幹線に分があるが、必ずしもベストな選択とも言い切れない側面がある。それは、この2台の夜行バスには移動しながら快適に眠れるという付加価値があるからだ。プラス一泊を快適なバスの中で過ごせて、しかもぐっすり寝れるのであれば、選択肢のひとつに入ってくる可能性もあるだろう。

 さらに現在の東京や大阪の中心部のホテル事情を考えれば、その傾向はなおさら強くなる。東京、大阪ともに、中心部のホテルは外国人観光客で混雑し、予約が取りづらい状況。なかなか手頃な価格帯の宿を確保できず、仕方なく高い部屋に泊まらざるをえないケースもある。予約できればまだ良いが、神奈川、埼玉エリアのホテルまで移動を余儀なくされるケースもあるだろう。

 また、出発時間もドリームスリーパー、ウィラーのリボーンを後押しする要因になってくる。新幹線の東京発・新大阪行きの最終は21:23と意外に早い。一方でドリームスリーパーの池袋発は22:50、リボーンは大崎発23:30、バスタ新宿発なら24:10と、新幹線に比べて1時間以上も遅い。完全個室や眠りを考慮したシートでゆったり帰路につけるのなら、ギリギリで東京を発って大阪に深夜着よりも疲労度は低い可能性もある。新幹線の終電に間に合わず、ホテルで延泊ということにでもなれば、コスト面でも大きな出費だろう。

 もちろん、条件が同じではないので一概に新幹線がいい、夜行バスがいいとは言えないが、ケースバイケースで使い分けができる選択肢は確実に増えている。往路は新幹線、復路はギリギリまで時間を使える夜行バスという具合に、うまく使い分けることで夜行バス活用の幅は格段に広がるだろう。

 ドリームスリーパー、ウィラーリボーンが高速バスの主戦場である東京〜大阪間でしのぎを削ることがさらなる進化を促し、「眠れない」の夜行バスの時代に終止符を打つ可能性さえも秘めている。

 ※本記事は高速バス情報サイト「バスとりっぷ」の提供記事です。金額はバスとりっぷおよび「夜行バス比較なび」調べ、2017年1月20日現在。

バスとりっぷ編集部


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