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乗合自動車(バス)総合スレ
1271
:
チバQ
:2015/09/13(日) 10:44:06
■ 県境を越えるバス需要がない
ということは、当時は府県境をまたぐ路線も結構走っていたし、またいで走っていなくても、両側から来た路線同士が府県境付近でつながっていたということだ。ところが今、あらためて路線図などを眺めてみると、県境をまたぐ路線バスがかなりなくなっていることに気づく。1990年ごろにつながっていたのに今は途切れている県境は、たとえば福島県と栃木県の間、新潟県と富山県の間などである。
理由はある意味簡単で、県境を越えて路線バスに乗って行くような需要がなくなってしまったから路線が廃止、短縮されてしまったのである。多くの府県境はもともと文化圏や商圏の境目で、人の往き来はそれほど多くなかった(もちろん鳥取〜島根県境や広島〜山口県境のように例外はある)。このため、末端部を廃止してつながらなくなっても、それほど影響が大きくなかったともいえる。
沿線の生活路線確保のため市町村が代替バスを運行したとしても、自治体であるがゆえにギリギリ末端の集落までは行くが県境までは行かない、という設定になった。また、県境をまたぐ移動ニーズは双方の主な都市間を結ぶケースが多く、高速道路の発達によって、高速バスが運行されるようになると高速バスに移行したり、マイカーでの移動に変わったり、または鉄道が高速化されるとそちらに移行したりして、路線バスの必要性は縮小していった。
過去20年ほどの間に、路線バスの利用者数は30〜40%減少している。最も利用者が多かった1970年前後に比べると60%以上の減となっている。
これは大都市圏も含めた全国の数字なので、地方に限って言うと80%近くの減少、ここ20数年でも半減以下となっている。大きな理由は自家用車の普及に伴うマイカー利用への移行であった。
その結果、地方の路線バスの利用者はかなり限定されている。すなわち、免許年齢に達しない高校生以下の通学と、高齢者の生活移動が地方の路線バスの“お得意様”となっているのである。路線バスを乗り継ぐ旅番組を見ていてもわかることだが、現在のローカル路線バスは、昔も今も鉄道の駅が起終点になっていることが多いが、次に必ずと言ってよいほど立ち寄るのは地域の総合病院である。
今や日中のバス利用の主役となった高齢者の移動目的は、一に病院、二に買物である。“お得意様”の利用形態に合わせていった結果、病院を中心とした路線が多くなっているのである。
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