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乗合自動車(バス)総合スレ

1218チバQ:2015/04/14(火) 23:14:26
http://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20150414000172
京都のタクシー、安値競争が再燃 「共倒れになる」危機感も
全国屈指のタクシー激戦区の京都で、運賃の安値競争が再燃している。国が昨春、過当競争の是正を目的に実質値上げとなる新料金制度を導入したが、一部事業者が受け入れを拒否したため、深夜・早朝割増を撤廃して対抗する動きが相次ぐ。すでに事業撤退や経営破綻のケースもあり、「このままでは共倒れになる」との危機感が広がっている。

 今回の安値競争は、安さを売りにするエムケイ(京都市南区)が国の新料金に従わなかったことに端を発する。国は運転手の労働環境や待遇の改善を狙って新料金を設定したが、エムケイは「値上げをすれば利用客の減少につながる」と反発した。必要な値上げを見送り、近畿運輸局の運賃変更命令の差し止めを求める仮処分を大阪地裁に申請し、認められた。この決定は大阪高裁の判断も経て確定している。

 エムケイは安値のアピールにも成功し、「一人勝ち」の状況になった。夜間勤務する他社の運転手(69)は「目先でエムケイに客を奪われる状態が続いている」と嘆く。

 だが今年2月下旬から、他社が攻勢に転じた。20社超のタクシー会社が申請していた深夜・早朝(午後11時〜午後5時)の2割増し料金の廃止を、国が認め始めたためだ。都タクシー(南区)のグループ3社にキャビック(右京区)、アオイ自動車(左京区)などが次々と廃止に踏み切り、深夜・早朝はエムケイと対抗できる運賃を打ち出した。グループで約1300台を誇る最大手の彌榮自動車(下京区)も近く認可を受ける見通しとなっている。

 今回の安値競争が再燃する前から深夜・早朝の割増料金を廃止していたタクシー会社も追撃する。洛東タクシー(山科区)や関西タクシー(同)が小型車の初乗り運賃を国の新料金の範囲内で590円まで引き下げた。

 安値競争の影響はじわりと広がり、タクシー会社の淘汰(とうた)も進み始めた。3月に民事再生法の適用を申請した京聯(きょうれん)自動車(南区)は中堅で歴史も古かったことから業界に衝撃を与えた。今井利一取締役総括部長は「安値競争に対応できなかった」と悔やむ。

 深刻な人手不足も追い打ちをかける。2月にタクシー事業から撤退した明星自動車(左京区)の谷口守弘社長は「人並みの賃金が払えず、若い人が集まらない」と厳しい経営環境を明かす。

 府タクシー協会の調べでは、運転手1人あたりの平均年収は約307万円で、府内の男子労働者の全産業平均に比べ約218万円少ない。近畿運輸局によると、京都市域(京都市以南の府内)での法人タクシーの乗客は04年度の6435万人から13年度には6102万人まで減少した。

 大手タクシー会社の幹部は「経営が厳しい事業者は多いのは確か。人手不足も相まって廃業する事業者は今後も現れるだろう」と先行きを不安視した。

【 2015年04月14日 22時47分 】


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