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乗合自動車(バス)総合スレ

118千葉9区:2009/05/05(火) 10:36:49
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000905020003
路線バス維持 険しい道
2009年05月02日
  「路線バスの減便や廃止が続いています。今後高齢化が進み車の運転ができない人も増えると思います。過疎地には年金も少なく、買い物や通院にたびたびタクシーを使えない人も多いのです。どんな対策がとられていますか」。平生町の無職男性(77)から、朝日新聞山口総局にこんな手紙が寄せられた。早速、暮らしを守るための工夫と苦悩が続く現場を訪ねてみた。
(青山直篤、清水謙司)


  ◆ 地域の足 自治体支援は限界


  周南市の北部にある鹿野地区(旧鹿野町)。島根県と県境を接する農村地帯でワサビや豚肉加工品が特産品だ。人口は65年に比べて半分近く減り4千人ほど。うち4割を65歳以上のお年寄りが占める。


  地区では中心部を起点として七つの「運行エリア」を、事前予約型の乗り合いタクシー「ふれあい号」が決まった時間帯に往復する。市が防長交通(周南市)に補助金を出して走らせていた路線バスを廃止し、07年9月から地区の「冨士タクシー」に委託して始めた。


  路線バスも走っていなかった山間部や、通常の料金体系なら3千円以上の運賃がかかる地域もエリアに含まれる。運賃は片道一律300円で、好きな場所で乗り降りできる。「一人暮らしの年寄りばかりだから、みんな本当に助かっている」。買い物帰りに利用していた原田チエ子さん(78)が話した。


  ふれあい号はバスと違い、当日朝までに予約がないと走らず、行き先や利用客数に応じて小型とジャンボ車両を使い分ける。市の委託費は1154万円(08年度)で、06年10月〜07年9月の路線バスへの補助金1580万円より426万円安くすんだ。


  冨士タクシーは地区唯一のタクシー会社。藤井茂男専務は「利益だけを考えれば、バスも公共の乗り合いタクシー制度もないのが一番いいが、地域への感謝から、利益はなくてもふれあい号の仕事を引き受けた」という。乗り合いタクシーの維持は、事業者の自発的な協力が頼りという面もある。


  ◇ 利用者減の悪循環


  地方の路線バスは、自家用車の普及に伴い、利用が低迷した。中国運輸局山口運輸支局によると、県内のバス輸送人員は65年度に約1億5546万人でピークを迎えたが、07年度には約3094万人になった。一方、普通車の数は、同じ時期に約1万7千台から約48万6千台に増えた。さらに県内では人口が85年から減り続け、05年には58年ぶりに150万人を割った。


  利用者が減る→便数を減らす→さらに利用者が減る。バス会社の多くがこんな悪循環から逃れられず、赤字路線に見切りをつける。「小泉改革」で02年に赤字路線からの撤退が自由になったのも影響した。防長交通は02〜07年度、鹿野地区を含む12路線を廃止。佐々木亮輔運輸部長は「人口減とマイカー社会は歴然。車ありきの世の中で新たにバスに乗る人はほとんどいない」と言う。


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