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乗合自動車(バス)総合スレ

1163チバQ:2014/07/30(水) 20:11:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140730-00010001-qbiz-bus_all
高速ツアーバス廃止1年、「乗り合い」で明暗
qBiz 西日本新聞経済電子版 7月30日(水)11時4分配信

ツアーバスから移行した9業者が共同でJR博多駅近くに設けたバス停。連日、高速バスが発着する=福岡市博多区
 関越自動車道で乗客7人が死亡した事故を受け、貸し切りバスを利用した「高速ツアーバス」が廃止されて今月末で1年。安全ルールが厳しい「乗り合いバス」に一本化したことで、管理コストがかさみ、九州に乗り入れていた事業者の半数近くが撤退した。一方、既存の高速バス会社は路線を新設するなど攻勢をかけている。

 ◆コスト増が痛手 

 福岡市のJR博多駅近くに設けた共同バス停。「博多−新宿」の表示を掲げた大型バスが近づき、乗客を乗せてすぐに出発した。

 「月間の売上高は数千万円減りましたね」。福岡−東京間で夜行高速バスを運行するロイヤルバス(福岡市)の阿部隆浩係長は言う。

 国は昨年8月から、高速ツアーバスから乗り合いバスに移行した業者に、停留所の設置などを義務付けた。同社など福岡発着便を運行する9社は、共同バス停を設置し、案内係や誘導係を配置。各社で分割するとはいえ、人件費が月に計150万円かかり、待合室の維持費も必要になった。

 コスト増加分を吸収するため、同社はそれまで6千〜7千円前後だった福岡−東京間の運賃を約2倍にアップ。この結果、既存の高速バス会社の運賃とほぼ変わらない水準になった。

 この共同バス停では、各社で15分ごとに発着枠を割り振っており、便数は大きく増やせない。阿部氏は「本来なら繁忙期など需要に応じて増便したいが、それができない」ともどかしさを口にする。

 ◆「新規」便数半減 

 かつての格安高速ツアーバスが急成長したのは、2000年に貸し切りバスが免許制から許可制になったことがきっかけだった。既存の高速路線バスには路線の認可や運行計画の届け出が必要だったが、貸し切り扱いのツアーバスには不要で、バス停の設置義務もなかったからだ。さらに運転手の乗務時間規制もなかった。コストを抑えた低価格運賃を武器に、新たにバス業者や旅行会社が相次いで参入。全国の利用客は05年の約21万人から、10年には約600万人に拡大した。

 しかし、12年4月の関越自動車道での高速ツアーバス事故で、安全管理の問題が浮き彫りになった。国は規制強化に転じ、運転手の1日当たり夜間走行距離を原則400キロまでに制限するなどした。

 制度改正に伴い、九州に乗り入れていた17社のうち7社が撤退、便数はほぼ半減して68便になった。

 ◆「安全」は最優先 

 一方、以前から安全管理などを徹底してきた既存の高速路線バス会社の中には、こうした動きを商機と捉える向きもある。

 西日本鉄道(福岡市)は今月18日、2年7カ月ぶりに夜行高速バスの路線を新設した。夜に福岡市を出発して、早朝に大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に到着できる。8月には福岡市と静岡県、山梨県を結ぶ路線も新設する。西鉄自動車事業本部の庄山和利営業企画部長は「需要次第では、今後も九州と各地の観光地やテーマパークを結ぶ路線の拡大を目指す」と意気込む。

 宮崎交通(宮崎市)は4月、JR九州バス(福岡市)と共同で、宮崎−延岡線を開設した。東九州自動車道の整備が進んでいるためで、宮崎−大分線の路線新設も検討中だ。

 関西大の安部誠治教授(交通政策論)は「高速バス市場では今後数年間、競争力のない業者の淘汰(とうた)が進むだろう。安全を最優先した上で、高速バスの新規参入業者も生き残る道があるのではないか」と指摘した。


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