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乗合自動車(バス)総合スレ

1154チバQ:2014/06/30(月) 22:48:21
長距離はLCCと組み合わせる
 筆者の経験では、東京から静岡や松本くらいの中距離、つまり150〜200キロメートルくらいなら、高速バスは便利で快適です。この程度の距離では、サービスエリアでの休憩を1回挟みますが、それも楽しいもの。中距離バスは途中に無停車区間が設定されていることが多いので、乗り降りが少なく落ち着いて過ごせます。

 一方、100キロメートル程度の近距離バスの場合、途中乗降が多く、落ち着かないこともあります。たとえば、小田急箱根高速バスの御殿場方面や中央高速バスの富士五湖方面などは、途中乗降が多い印象です。補助席が埋まってしまうこともあり、そうなるとバス停に停まるたびに補助席客が立たなければなりません。

 長距離旅行ではバスの出番は少ないですが、LCC+高速バスの組み合わせが便利になってきました。たとえば、福岡空港からは小倉、佐賀、熊本、長崎などへ高速バスがあります。LCCの一つ、ジェットスターの場合、成田−福岡の最低運賃が6190円、関西−福岡は3890円です(手数料別途)。これに福岡空港−長崎の高速バス(2570円)を組み合わせれば、成田や関空から1万円程度で長崎市内に着くことも可能です。

 筆者は実際に、福岡空港から長崎市内まで高速バスに乗ったことがありますが、3列シートで、車内も空いていて快適でした。長崎へは長崎空港を使うのが便利という先入観がありましたが、長崎空港も市内から遠いですし、高速バスに乗らなければ市内に行けないのはどちらの空港も同じです。福岡に限らず、地方の拠点空港には、少し離れた主要観光地への高速バスがありますので、LCCと組み合わせると格安で国内旅行ができるでしょう。

夜行バスは若い人向き
 ところで、高速バスというと夜行バスが注目される傾向があるようです。しかし、夜行バスは眠りが浅くなりがちなので、翌日の行動に支障をきたすこともあります。ですから、若い人以外には、あまりおすすめしません。

 昼間のバスも、長距離はどうでしょうか。たとえば東京−京都間の昼行バス「東海道昼特急」で京都駅烏丸口を10時30分に出た場合、東京駅に着くのは18時06分。これに対し、新幹線なら京都駅でゆっくりランチを食べて、おやつに甘味処まで寄っても、15時35分の列車に乗れば17時53分に東京駅に着き、家で夕食がとれるでしょう。「何のために京都まで旅をするのか」という意味を考えると、高くても新幹線のほうが合理的に思えます。

 最後に、近ごろは事前に座席指定できるバスが増えていることにも触れておきましょう。バス会社にもよりますが、電話予約でも好みの座席を伝えることができますし、インターネットを使って画面で指定することもできます。このとき、乗る時間帯の太陽の方向を確認して、日が当たらない座席を指定しましょう。特に、夏の夕方は要注意。日の当たる席では、カーテンを閉めても西日がきつく感じられます。バスの空調は鉄道より弱いので、車中が我慢の時になってしまうかもしれません。そして何より、カーテンを閉めては、せっかくのバス旅がつまらないものになってしまいます。(文/旅行総合研究所タビリス代表 鎌倉淳)

 (旅行読売7月号より)


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