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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

94千葉9区:2008/12/09(火) 00:19:27
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000812080004

空の玄関再興険し
2008年12月08日

 岩手の空の玄関口である花巻空港が苦戦している。定期便の利用者はピーク時の約7割にまで落ち込み、09年2月からは関西空港便、那覇空港便が運休する。打開策として期待されているのが2010年秋の羽田空港拡張による羽田便の復活。しかし、東北新幹線と競合する中で、実現するかどうかは不透明だ。


    ◇


<高まる期待、羽田便復活へ官民合唱>


 花巻空港は64年に開業し、県が総事業費321億円で整備を進めている。滑走路を05年3月に2千メートルから2500メートルに延長。現在、新ターミナルビルが来春の完成をめざして建設中だ。残された平行誘導路ができると、事業は一段落する。


 空港の環境が整えられる一方で、利用者は減り続けている。


 国内定期便とチャーター便を合わせた利用者は、97年度の55万1934人をピークに、07年度は福岡便の運休が響いて40万1550人に落ち込んだ。08年度上期(4〜9月)も07年度比で約1割減った。


 利用者減に追い打ちをかけるように、日本航空はこの夏、原油価格高騰などを理由に、関西空港便と那覇空港便の運休を決めた。尻すぼまりの傾向が進み、さらに厳しさを増すことが予想される。


 関係者が空港の振興に期待を寄せているのが、羽田便の復活だ。07年8月に官民をあげた「羽田便実現会議」が設立され、取り組みを活発化させている。


 羽田空港の発着枠は現在、年間30万回。4本目の滑走路が完成すると最大で11万回増え、国内線にも割り当てられる。実現会議は、この機を逃さず、85年の東北新幹線の上野駅乗り入れに伴い休止された羽田便の再開を目指す。


 実現会議の会長を務める大石満雄花巻市長は「東京一極集中の中で、首都東京と連携しなければ地方の活性化は難しい。東京へのアクセスは複数あるべきだ」と語る。


 実現会議では大石会長らが11月18日に国土交通省を訪れ、発着枠を地方活性化に力点を置いて配分するよう要望した。


 1日からキャラバン隊を組み、チラシやグッズを携帯しながら署名活動を展開している。


    ◇


<前途不透明、ライバル新幹線は高速化>


 羽田増便については、国交省に近く懇談会が設置され、地方路線の拡充を含めた新たなルール作りが検討される。しかし、地方枠が増えたとしても羽田便復活は予断を許さない。


 県空港課は、成否のポイントは東北新幹線との競争にあると見る。


 「はやて」で県内各市の駅と東京駅とを結ぶ最短の所要時間は、たとえば、盛岡が2時間21分、新花巻が2時間32分、北上が2時間25分だ。


 これに対して飛行機だと、地元に空港がある花巻市以外は、搭乗時間と空港までの移
動時間を合わせると、新幹線の乗車時間とほとんど変わらない。


 さらに東北新幹線は、10年12月の青森延伸により、次世代車両が投入されてスピードアップされる見通しだ。


 羽田は中継基地としてのハブ空港の役割を担っている。しかし、単に上京の交通機関として利用するのなら、時間や便数、料金などを総合的に考えると利点は大きくはないように見える。


 実現会議が07年度に実施したアンケートで、県内の企業に「羽田便が実現した場合、利用したいと思いますか」と尋ねたところ、答えは「利用したい」「利用しようとは思わない」と、ほぼ二分された。


 県空港課の波々伯部(ほほかべ)信彦総括課長は「羽田便の復活は本県への企業立地を進める上で大きな意義がある。厳しい環境にあっても実現に向けてねばり強く努力していきたい」と話している。


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