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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

900チバQ:2009/10/22(木) 21:33:13
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000000910210002
「羽田ハブ化」の波紋・上
2009年10月21日


B滑走路への誘導路を前にしたテープカット後、列席者と握手を交わす森田知事(右から4人目)=成田空港

 記念式典の3時間余り前、県庁で森田知事と成田空港の地元首長2人が急きょ、面談した。「(世論は)成田に非常に厳しい反応、四面楚歌(そ・か)な部分がある」「10年後を見据えた考えを持っていかないと」。森田知事の発言に、「陳情型ではなくて、千葉から成田から提案しないと駄目だ」と相川・芝山町長も危機感を隠さなかった。


     ■


 B滑走路の延伸を祝うこの日の式典は、地元自治体やNAAにとって、発展する成田空港をアピールする格好の機会のはずだった。その矢先に飛び出した、前原国交相の羽田空港国際ハブ(拠点)化発言。対応を話し合う会合で首長たちは怒りつつも着地点を探っていた。


 13日夕、成田市役所であった地元9自治体の首長会合。「歴史を勉強して欲しい」などと口々に前原発言への不満をぶちまけたものの、50分が過ぎたころ、司会役の小泉成田市長が切り出した。


 「言い方は変ですが落としどころというか、発言を直して頂くべきか否かまで、目標を定めていくか確認したい」


 相川・芝山町長は「こちらに来ておわびの話が出れば大臣に重みがなくなる。20日の前に節目をつける必要がある」。長年の反対闘争で培った鋭い政治感覚で応じた。


 小泉市長は「町長の言う通り、20日前には解決していく」。方向性は固まった。翌々日、前原国交相と面会した首長たちは、不満は口にしたものの、「成田が国際線の基幹という確認はできた」として、矛を収めた。


 13日の会合では「(年間発着回数)30万回に向けて(地域で)これだけ議論されていることは強調すべきだ」と訴える首長もいた。騒音問題を抱え、夜間(午後11時〜午前6時)は運航が制限されている。未買収地問題もある。拡張が難しい成田の弱点を認めつつ、何とか存在感をアピールしたい心情がうかがえた。


     ■


 成田は国の強権的な用地決定や土地収用に対する、住民の反対闘争や過激派の妨害をへて、90年代半ばからは、空港と地域の共生を掲げて整備が進んできた。


 国主導で進んできた空港整備だったが、延伸で来春22万回に増える年間発着回数を、さらに30万回まで拡大する議論は、NAAが旗を振り、地元経済界の後押しを受けて、周辺市町も前向きだ。風向きは大きく変わりつつある。


 かつての強権的な手法が住民との溝を生んだ「ボタンの掛け違い」と、今回の前原発言を重ね合わせた関係者も、現状を冷静に受け止める。かつて管制塔近くに住み、国に土地を売却した神崎倫信さん(75)は、国交相発言を「成田は夜間は飛べないし、限界はある。日本の空港を良くするために当然のことだ」。


 「騒音や血の歴史の代償に『犠牲者』として国から大きな果実を得てきた」。学生時代から反対運動にかかわり、空港問題シンポジウム(91〜93年)を機に空港用地内から移転した相原亮司さん(61)はこう振り返ったうえで言った。「政権が変われば政策も変わる可能性がある。(前原国交相)発言はその象徴だ。空港、国、地域の関係をどう位置づけるのか。再考のいい機会になれば」


 延伸されたB滑走路の供用開始で、ようやく計画通りの規模を持つ「完全空港」が実現する。周辺各国に次々と登場する巨大空港、来秋には完成する羽田の4本目の滑走路整備。前原国交相の「羽田国際ハブ化」発言も飛び出すなかで、成田は、地元はどこに向かうのか。(鹿野幹男、長屋護が担当します)


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