したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

787とはずがたり:2009/10/01(木) 03:05:53

日航:再生タスクフォース始動 抜本改革へ時間と戦い
http://mainichi.jp/select/biz/news/20091001k0000m020167000c.html

 経営不振に陥った日本航空の再生を目指す専門チーム「タスクフォース」(リーダー=高木新二郎・元産業再生機構産業再生委員長)が始動した。9月末が目標だった再建計画策定を仕切り直し、11月末の決定へ向けて抜本的な再建策を練る。政府が支援しないとの「誤った認識」(前原誠司国土交通相)が海外で広まるなど、資金繰りに不安を抱えながらの作業。今後の焦点などを展望した。

 ■土日なし

 再生チームの作業には、メンバー5人のほかに、日航社内の中堅・若手と外部の財務などの専門家の計約50人がスタッフとして携わり、日航に融資している金融機関も加わる。短期間で計画を確定するため「土日なし」(高木氏)で取り組む。

 チームはまず約1カ月かけて日航の資産を査定する。09年6月末の貸借対照表では、自己資本は1579億円(自己資本比率は9・3%)だが、実際はもっと少ないとの指摘がある。例えば3月末で航空機を166機所有し約7200億円を資産に計上したが、古い機材が多いため時価が簿価を下回っている可能性がある。

 さらに、年金と退職金の積み立て不足が簿外で約3300億円、航空機のリース債務も簿外で約3000億円あり、これらの評価も焦点。簿外処理はルールに沿った手法だが、今年6月23日の参院財政金融委員会で、民主党の峰崎直樹議員(現・副財務相)は「実質上債務超過ではないか」と指摘した。

 並行して、再生チームは再建策の骨格を10月末までにまとめる予定。サブリーダーの冨山和彦氏(元産業再生機構専務)は「いかにレガシー(過去の遺産)のマイナス部分をそぎ落とすか」が重要だと述べており、人件費、企業年金のカットをはじめ厳しいコスト削減策を打ち出すとみられる。

 ■経営陣一新も

 また、前原国交相は法的整理は考えず「自主再建を果たす」としている。とはいえ、再生チームは優良資産と不良資産の分離など解体的な手法も選択肢として排除はしない方針。経営陣が一新される可能性もある。

 リストラ策が固まれば、次の1カ月で資金調達の枠組みを探る。必要な資本増強は最大4500億円に上るとの見方もあり、公的資金の投入や債務の株式化(デット・エクイティ・スワップ)も検討されるとみられる。

 一方、日航が米デルタ航空、アメリカン航空と行っている資本・業務提携交渉はスケジュールが流動的に。

 西松遥社長は「10月半ばまで」に提携相手を決めたいとしていたが、遅れる可能性もある。【位川一郎、久田宏】

 ■日本航空の再建に向けた動き 

5月12日 日航が09年3月期連結最終損益を631億円赤字と発表
6月22日 関係3閣僚が会談し、日本政策投資銀行の融資に政府保証を付けるなど再建支援に合意
8月7日 日航が09年4〜6月期連結最終損益を四半期として最悪の990億円の赤字と発表
  20日 国土交通省が経営改善のために有識者会議を設置
  30日 総選挙で民主党が大勝
9月11日 米デルタ航空との提携交渉入り判明。後にアメリカン航空も
  15日 第2回有識者会議で、日航が人員削減や路線廃止などの経営改善計画案を提示
  16日 鳩山政権発足、国土交通相に前原誠司氏が就任
  24日 西松遥・日航社長や銀行団と面談した前原国交相が「計画案は不十分」と言及
  25日 前原国交相がJAL再生タスクフォースを設置
10月末  (予定)タスクフォースが指導、助言した再生計画案骨子を日航が策定
11月末  (予定)新再生計画が確定

毎日新聞 2009年10月1日 0時47分


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板