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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

77千葉9区:2008/12/01(月) 23:14:06
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200812010030a.nwc
強者のみが空を舞う日 航空業界襲うリセッション
2008/12/1

 世界の航空業界地図が、数少ない欧米の「メガキャリア」を軸に大きく塗り変わりそうな様相を呈している。その背景にあるのは、燃料高騰による収益力の低下と、ここへきての世界的な旅客の減少だ。すでに欧米の大手航空会社は、相次いで合併や提携に動き始め、小規模な格安航空会社(LCC)の破綻(はたん)が増加している。航空会社を取り巻く環境は今後も厳しさが増すと予想され、生き残りを模索する動きが活発化しそうだ。

 ◆米、欧 メガ時代

 「2008年は、世界の航空業界が再編に向けダイナミックに動いた」。業界関係者がそう語るほど、今年は大きな合併や提携の発表が相次いだ。

 6月に米2位ユナイテッドが4位コンチネンタルと包括提携で合意。8月にはドイツのルフトハンザ航空がベルギーのブリュッセル航空の親会社を買収する計画を発表した。10月には米3位のデルタが5位のノースウエストと合併し、世界最大の航空会社「デルタ」が誕生した。

 きっかけとなったのは、燃料高騰による収益力の低下だ。08年7〜9月期決算をみると、米航空大手5社がそろって最終赤字。欧州では独ルフトハンザ航空が燃料コスト増とストライキによる収入減が響き、前年同期比75%減という大幅減益に陥った。

 国際航空運送協会(IATA)の予想によると、世界の航空業界全体の損益は、07年が推定56億ドル(約5300億円)の黒字だったのに対し、今年は52億ドル(約4900億円)の赤字の見込みだ。

 最近、原油価格の下落によって燃料価格自体は落ち着きを見せている。しかし、そうしたなかで、旅客減という新たなマイナス要因が、世界の航空会社を覆い始めた。

 世界的な金融不安で企業業績が軒並み悪化すると予想され、企業が出張を手控えているためで、旅客減はビジネスにとどまらず、観光分野にも及んでいる。

 そうなると、航空業界の合従連衡が再び活発化するのは必至。現在、関係者の間で描かれている再編シナリオは、欧米それぞれが3つの軸に集約されるというものだ。つまり、米国が世界最大に躍り出た新デルタ、アメリカン、ユナイテッド・コンチネンタル連合、欧州が英ブリティッシュ・エアウェイズ、仏蘭エールフランス−KLM、独ルフトハンザ。

 運賃の安さを武器に一時、旅客を増やした米やアジアのLCCは、もともとギリギリのコストで運航してきただけに燃油高騰で、かつての勢いを失い、これからは「メガキャリアの時代」との見方が支配的だ。

 ◆日本にも迫る影

 一方、日本にとっては、これらのメガキャリアが羽田、成田の両空港が拡張される10年以降、どの程度乗り入れを増やしてくるかが焦点。合併前の米ノースウエストはすでに成田に約1割の発着枠を持っているほか、アジアにも路線ネットワークを構築。「メガキャリアはすでに十分進出を果たしている」との見方もある。

 ただ、今月には豪カンタス航空子会社が成田−ケアンズ(週7便)などに就航し、格安運賃を提供して日本の航空会社に対抗するほか、カタール航空も成田空港への乗り入れを決めるなど、海外勢が日本路線を増強する流れに変化はないとみられる。

 日本航空、全日本空輸もすでに欧米路線のビジネス客が急減しているほか、中国路線も落ち込みが目立ち始めている。欧米の再編の影響が日本にもおよび、いつまでも「現在の2社体制が維持されるかは不透明」とみる向きもある。(山口暢彦)


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