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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

7383OS5:2023/04/10(月) 10:21:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/7604fd56beba3e9f9e4b14ffec26b27eaf2a7c2e
空港と騒音問題 なぜ伊丹空港は存続し、広島空港はへき地に移動したのか?
4/9(日) 17:31配信
大阪国際空港を巡る騒音訴訟
大阪国際空港(画像:写真AC)

 長距離の高速移動に飛行機は欠かせない存在だ。そんな飛行機が発着する空港にまつわる社会問題といえば、いわずもがな“騒音”である。

 空港の騒音をめぐり長期にわたる裁判が行われたのは、大阪国際空港(伊丹空港)だ。1969(昭和44)年に周辺住民が

・夜間の使用差し止め
・将来の損害賠償

を求めて、国を訴えた大阪国際空港訴訟は1981年まで続き、関西新空港(現・関西国際空港)の設置が検討される端緒となった。

 残念ながら、周辺住民が求めた上記ふたつの件は却下されている。一方、過去の損害については十分な被害防止措置を講じていなかったとして、国家賠償法2条における「瑕疵(かし)」にあたるとされた。この条文は、つぎのようなものだ。

「道路、河川その他の公の営造物の設置又は管理に瑕疵があったために他人に損害を生じたときは、国又は公共団体は、これを賠償する責に任ずる」

 瑕疵とは法律上、なんらかの欠点や欠陥のあることを指す。これにあたるとされたことで、最高裁判決は、大阪国際空港を

「欠陥空港」

であると認めたものとする評価もある。

 判決の影響は大きく、大阪国際空港では国と住民との間で調停が行われ、夜間の使用や発着回数の制限、住宅の防音工事などの対策が実施されることになった。

大阪国際空港が存続されたワケ
大阪国際空港の位置(画像:(C)Google)

 欠陥空港といわれた大阪国際空港は現在も存続している。関西新空港の計画が具体化した当初、同空港の開港後に廃港になるとみられていたが、そうはならなかった。

 1987(昭和62)年の関西新空港着工を前にした1986年8月、大阪国際空港周辺の11市で構成される大阪国際空港騒音対策協議会(現・大阪国際空港周辺都市対策協議会)では、それまでの

「空港の欠陥性が解消されない限り、空港撤去」

という運動方針をとりやめ、新空港開港後も

「関西新空港が計画通り67年度末に開港されたとしても、なお、相当の期間にわたって大阪国際空港を供用せざるを得ない状況となっている」
「空港は地域社会と調和して成り立つものでなければならない」

として、存続を求めることを方針としている。公害の発生源である空港の存続を求めたのは、地元経済に与える影響が懸念されたためだった。

容認が6割超という現実
騒音のイメージ(画像:写真AC)

 存続要望に対して、運輸省(当時)では、地元住民、空港関連企業、利用者に対するアンケートなどの調査を実施している。

 この結果によると、航空機の騒音を表す国際単位である「うるささ指数」が95以上の騒音区域の住民ですら、

・存続:27.2%
・便数縮小:21.4%
・航空需要などを考えて判断:14.7%

と容認が6割を超えていた。その理由の大半は

「航空機を利用するに便利」
「地元経済に寄与」

というものだった。


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