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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ
7359
:
OS5
:2023/02/12(日) 21:42:33
このツアーは既に存在せず、ジャルパックが販売する航空券とホテルを組み合わせる「ダイナミックパッケージ」で、自分で旅行プランを作らなければならない。
国による離島路線維持の対策予算も
沖縄の離島路線が多く発着する那覇空港(画像:シカマアキ)
離島路線の運賃は決して安くない。例えば、石垣-与那国線だとRACの運航しかなく、たった35分のフライトで普通運賃が1万3300円。家族分だと一気に数万円の出費となる。
JALでは「離島割引」、ANAには「アイきっぷ」がある。例えば、JALの離島割引だと石垣-与那国線で5200円。しかも、先得割引や特便割引などと違って予約変更もできる。
利用には「沖縄県離島住民割引運賃カード」や「鹿児島離島航空割引カード」などが必要だ。離島以外にも、兵庫県の但馬空港や島根県の萩・石見空港、石川県の能登空港なども、地元住民向けに運賃助成を行っている。
これらの費用を含め、離島路線や離島空港などは、国土交通省航空局関係予算決定概要の「離島航空路維持対策」や国土交通省総合政策局予算の「地域公共交通確保維持改善事業」として計上されている。
・運航費補助
・機体購入費補助
・着陸料の軽減
・航空機燃料税の軽減
・固定資産税の軽減
などもある。
ネックは「運賃」「便数」
スカイマークは羽田-那覇、宮古(下地島)などの定期便を運航(画像:シカマアキ)
日本には、飛行機でないと行きづらい離島が数多くある。移動時間が短縮できる飛行機だと、いくつかの島を滞在、観光しながら巡ることもかなう。ただ、旅行者にとって最大のネックはやはり、高い航空運賃だろう。
しかも、日本での長期休暇は、年末年始、大型連休、お盆など時期(ピーク期)に集中する。ピーク期はまだ良くとも、それ以外は利用客が減るとなると、航空会社、空港、ホテルなど受け入れ側にとっても採算が取りづらい。
先に紹介した下地島空港では、スカイマークとジェットスターの定期便がある。いずれも運賃は宮古空港と比べると、かなり安い。ジェットスターは閑散期に当たる冬期は全便運休だったが、夏期は運航される。発着数こそ宮古空港より少ないものの、近くの観光スポットに来た一般客が空港に立ち寄ったり、Wi-Fi完備で電源もあるためワーケーション(休暇中の旅行先でテレワークを行うこと)らしき人がいたりする。
観光客が増えた程度で、離島路線の黒字化ができるほど簡単ではない。だが、離島路線に少しでも乗ってもらえるような違う視点や貨物需要の取り込み、搭乗客以外の空港利用促進などの視点や試みなども必要ではないだろうか。
シカマアキ(旅行ジャーナリスト)
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