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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

7353チバQ:2023/01/28(土) 10:37:29
「ドル箱」の羽田発着枠をいかに獲得できるか
航空各社にとって、羽田空港の発着便は「ドル箱」だ。羽田空港は利用客が日本で一番多く、羽田の発着枠をどれだけ確保できるかは、航空各社の収益に直結する。

国内線の空港別発着回数
羽田空港は発着可能回数よりも航空会社からの引き合いが強く、航空会社が飛ばしたくても飛ばせない状況となっている。航空行政を管轄する国交省が5年に1度、発着枠の配分を行っている事実上、唯一の空港だ。

2019年には、大手のJALが前回(2014年)から3減の181.5枠、同じくANAが1減の170.5枠と減枠された。一方、中堅のスカイマークは1増やし37枠となり、唯一の増枠組となった。

国交省の通常の配分とは別に設けられた政策コンテスト枠は、これまで2013年と今回の二度実施された。コンテスト枠の特徴は、就航先が佐賀空港(佐賀県)や山形空港(山形県)、女満別空港(北海道)といった地方空港であること。

地方路線については乗客が少なく収益性が低い。そのため、通常であれば、航空会社は福岡空港(福岡県)や那覇空港(沖縄県)などの人気路線に運航を偏重する傾向にある。

実際、国交省の資料によれば、羽田発着路線の内、地方路線が占める割合は2014年度には64.7%だったが、2018年度には63.8%に減少した。今後に目を向けても、人口減少が続く地方は乗客減少が避けられない。こういった事態を解消するために、国交省はコンテスト枠をテコに、地方路線の再興を描く。

JALとスカイマークで明確に異なる狙い
国の地方活性化策のひとつとして耳目を集める羽田空港の5枠目の争いだが、丁々発止を繰り広げるJALとスカイマークは、それぞれ狙っているポイントが明確に違う。

JALの三沢路線はトライアル運航の開始によって、2020年10月から便数を3本から4本に増加。三沢空港が構える青森県三沢市周辺には、米軍の三沢基地や核燃料リサイクルの日本原燃がある。

そのため、JALは「底堅いビジネス需要がある」(JALの路線事業本部・レゲットロス副本部長)と見ている。ビジネス利用はレジャー客と比べて単価を高く設定できることもあり、「国内線の中でも、羽田-三沢路線は収益性が高い」と路線事業戦略部の川瀬雄大部長は語る。

ビジネス需要に下支えされているとはいえ、搭乗率を高めるためには帰省や観光などレジャー客を増やすことが必要だ。JALにとって、三沢路線は観光客をいかに増やすかが課題だった。

そこで増便を受け、「乗り継ぎのよいダイヤにこだわった」(川瀬氏)。これまで羽田発の場合、午前中は8時20分発の1便のみだったが、トライアル運航で7時45分発と10時30分発の2本に増便した。とくに10時30分発の便は、他の地方空港から羽田に着く便が多く、沖縄や九州など西日本方面へ乗り継ぐために利用する観光客が増えているという。


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