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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

7280チバQ:2022/04/29(金) 09:43:16
検証⑧ オンラインチェックインしたい
 コロナ禍で機内の感染症対策は換気が行われてフィルターが装備されていることから安心であると宣伝されており、航空機搭乗の際のリスクは空港にあると言われている。その不安を払拭してくれるのがチェックインの際の対面チェックインからオンラインへの移行だ。ジェットスターは、2016年からオンラインチェックインを導入しており、2020年10月からは「Flyクール」という名前でコンタクトレスな搭乗手続きを進めた。ピーチは、今年になり4月にアプリのリニューアルでオンラインチェックインを行えるようにした。関西空港から順次導入とのことだ。

検証⑨ 利用者層は?
 どちらのLCCがいいのか利用者層からも推測できる。コロナ禍においては、VFR(Visiting Friends and Relatives=友人・親戚訪問)が増えてきていることは両社ともに同じ傾向である。そのような環境の中で、ピーチは若年層や女性の利用者層が高い。自ら空飛ぶ電車と言うように、新たに飛行機を利用する顧客層を掘り起こした。普段着で座席に座る人が多いのもうなずける。対してジェットスターは、レジャー層に加えて出張者層をつかんでいると言える。ホームページに「ビジネス出張サイト」も設けており、利便性を高めていることからも明らかだ。それは以下に示す数字からも読み解ける。

検証⑩ 遅延、欠航を統計でみると
 公共交通機関である以上、定時運航して貰いたいものと思う。これについての回答は、国土交通省が集計する航空輸送サービスの比較という資料に出ている。全て2021年度上半期の調査結果だ。定時から15分以内に出発する「定時運航率」はピーチで91.57%とジェットスターでは94.88%とジェットスターが定時性は高い。定時を15分以上遅れた「遅延便数」は、ピーチは1,314便で全体の8.43%となり、ジェットスターは511便で全体の5.12%となる。「欠航便数」は、ピーチで222便の1.4%、ジェットスターは116便1.15%と差がついた。統計からは、前年同期も同様の結果とわかる。ここから、ジェットスターがビジネスマンに利用される機会が多いと思われる。

10周年で企画がたくさん
 3月に就航10周年を迎えたピーチは、「とんがっていこう!」とこれからも航空業界の常識をくつがえすような企画を進めていくことを宣言した。この先、7月に10周年となるジェットスターは、「飛べ飛べ エビバディ」とブランドタグラインを設定した。「空を飛ぶときはいつもドキドキワクワク」とサブタイトルも付けて、空旅の楽しさを訴求していく。

将来構想
 コロナ禍が収束に向かい、国際線が再開するころには、中距離の路線も増えてくる。将来に備えて、両社ともに同じ新機材を導入することとなった。ピーチでは既にエアバスA321LRの導入を始めている。ピーチでは全218席となり、ジェットスターでは同型機で238席仕様として7月1日から国内幹線で就航する。ここでは、20席少ないピーチがゆったりとした旅ができるだろう。ジェットスターはカンタスグループであり、オーストラリア大陸への路線ができる可能性もある。また、ピーチは沖縄那覇からバンコクまで路線を伸ばしていることから、アジアで路線が増えていくことだろう。

 お得なセールを利用して、今までにない価格帯での旅を実現することが可能になった。それには情報収集が必須だ。表題の「ピーチとジェットスターがどっちが得か」は路線や時期、キャンペーン期間であるか否かなどで一概にいえるものではないというのが結論だが、各項目ごとの特徴の違いを書いた本記事の情報をもとに、自分の好みにあうLCCで旅をしてみてはいかがだろう。

<取材・文・撮影/北島幸司>

【北島幸司】
航空会社勤務歴を活かし、雑誌やWEBメディアで航空や旅に関する連載コラムを執筆する航空ジャーナリスト。YouTube チャンネル「そらオヤジ組」のほか、ブログ「あびあんうぃんぐ」も更新中。大阪府出身で航空ジャーナリスト協会に所属する。Facebook avian.wing instagram@kitajimaavianwing

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