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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

6864チバQ:2019/12/10(火) 19:45:34
https://www.asahi.com/articles/ASMD75RXMMD7UHBI00W.html
南ア航空が経営危機 かつてアフリカ最大、放漫経営あだ
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ヨハネスブルク=石原孝 2019年12月10日08時00分
 かつてアフリカ最大の航空会社だった国営南アフリカ航空が、破綻(はたん)の危機に直面している。政府の支援を当てにした放漫経営や汚職が相次ぎ、この10年は経営トップが毎年のように交代。経営悪化を理由に南ア航空の航空券の販売を停止する旅行業者も出てきた。

 1934年に営業を開始した南ア航空は、全日空も入っている国際航空連合「スターアライアンス」に加盟し、長くアフリカの空を席巻してきた。

 ところが、現地メディアによると、この10年間で経営トップは約10人が交代。10億円近いスポンサー契約や多額のボーナス支払いを経営陣の承認なしに行ったり、セクハラや不透明な支出を繰り返したりした最高経営責任者(CEO)もいたという。

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 さらに、汚職疑惑が相次いだズマ前大統領の指示で、赤字路線が確実視されたスーダン便の開設に動くなど、政治家との癒着も業績悪化をもたらした。2012年以降は赤字経営が続き、16年度は56億ランド(約416億円)の損失を計上。資金繰りに困ると、政府からの財政支援をあてにしたが、17年からの2年間だけで150億ランドの資金提供を受けたものの、監査済みの財務諸表すら公表できなかった。

地位低下、避けたい南ア
 事態を受けて、先月末から南ア航空の航空券の販売を一時停止する旅行業者も出始めた。また、同航空の破綻時の保険適用を取りやめる保険会社も出てきた。英紙フィナンシャル・タイムズは11月28日、「南ア航空は破綻寸前」と報じた。

 こうした中、ゴーダン公共企業相は今月4日、南ア航空が「ビジネスレスキュー」と呼ばれる再生手続きに入るとの声明を発表。新たに20億ランドの資金を政府から提供したうえで、経営陣とは別に責任者を配置。不採算事業の清算を進めていくという。だが、財政悪化が懸念される南ア政府が更なる支援を渋れば、年に約680万人の旅行者を運ぶアフリカ有数の航空会社は、破綻を免れない状況になっている。

 18年に就任し、経済再生や汚職撲滅を掲げるラマポーザ大統領にも、南ア航空の経営不振は痛手だ。アフリカで唯一の主要20カ国・地域(G20)のメンバー国である南アフリカにとって、南ア航空の破綻は国際的な地位の低下につながるからだ。

 今後、南ア航空は国内外に約30ある路線や約5千人が働く従業員の削減も検討するとみられる。ただ、労働者の解雇は法律で厳しく制限されているうえ、国内の失業率は30%近くに上る。会社側がリストラを強硬に進めようとすれば労働組合から激しい反発を招く恐れが高い。実際、11月には一部の従業員組合が賃上げや人員削減の撤回などを求め、約1週間にわたってストライキを実施。数百機の運航が停止し、更なる経営悪化に陥った。(ヨハネスブルク=石原孝)


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