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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

6584チバQ:2018/10/03(水) 00:40:29
● 整備士はホテルに戻ったら 「手作りコックピット」で復習

 安全運航を支える整備部門では昨年秋から本格的にプロジェクトが動き出した。整備とひとくちにいっても、さまざまな担当領域がある。例えば機体から降ろした部品の整備は、自社でやるのか、メーカーでやるのか、あるいはサードパーティに出すのかなど、どういった部品整備体制を構築するかは非常に重要だ。合わせて主要空港における全体整備体制の構築も進めている。

 加えてJALが今、力を入れるのが「整備のIT化」だ。実は航空現場はアナログな面が多く、いまだ紙のマニュアルを多用している。JALの整備部門は数年前からタブレット端末を導入して電子化を進めてきたが、A350の導入で、より加速させる。

 なぜならA350のマニュアルは「紙」での用意はなく、最初から電子版しかない。整備部門でも運航部門と同様、エアバスのマニュアルをJAL版にカスタマイズしていくが、エアバスが開発した「ハイパーリンク」という最新機能を活用することで、作業の効率化と確実性を高めようと、準備を進めている。

 マニュアル作成や体制構築に先立って、昨年5月から始めているのが整備士の国家資格取得に向けた養成だ。とはいえ実機がまだ日本にないので、仏トゥールーズのエアバス本社に多い時で1回10名、総勢約100名が交代で出向き、学んでいる。

 現地では座学の他に実機と、シミュレーターを使って訓練する。しかし実機やシミュレーターを使える時間は限られている。そこでJALの整備士たちは長期滞在するホテルの部屋に、ポスターを板に張り付けた「コックピット」を手作りして設置。ホテルに戻って夕食を取った後、自習に励んでいるという。

 各部門の総力を結集して飛ばすA350。「最高の飛行機に仕上げて、お客様に喜んでいただきたい」(植木義晴会長)。内外の期待を一身に背負い、JALの新しいフラッグシップとなって登場する日は近い。

週刊ダイヤモンド編集部


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