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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

6458チバQ:2018/07/17(火) 22:53:58
https://www.sankei.com/west/news/180714/wst1807140009-n1.html
2018.7.14 10:00
【大空の現場最前線〜関西国際空港】
空港島は「地盤沈下」との闘い…深夜に行われるジャッキアップ
 平成6年9月、関西国際空港は大阪・泉州沖に当時としては世界にも例のない海上空港として誕生した。来年は開港25周年の記念の年だ。一方で、海に浮かぶ空港島であるがゆえに地盤沈下の懸念が常につきまとう。この四半世紀の間、護岸のかさ上げ工事やジャッキアップなど、あらゆる技術を駆使しながら地道な“戦い”が続けられてきた。(嶋田知加子)

緩い地盤との格闘

 大阪湾に浮かぶ約1055ヘクタールの巨大人工島。関空には、2本の滑走路と2つの旅客ターミナルビル、貨物施設、航空管制などの関連施設が立ち並び、西日本と世界各地とを結ぶ航空拠点として24時間運用されている。訪日外国人客の急増や格安航空会社(LCC)の増便なども奏功し、昨年度の旅客数は2880万人と過去最高を更新、その勢いは止まらない。

 この巨大空港の安全を守るために続けられているのが地盤沈下対策だ。そもそもが建設時から緩い地盤との格闘だった。関空を運営する関西エアポートによると、海底は1期島で平均深さ18メートル、2期島で同じく24メートルにわたって沖積層という地盤の緩い粘土が堆積。土砂の投入だけでは沈むため、建設前にはこの軟弱な層に砂のパイプを打ち込み、水を吸い上げて固める「サンドドレーン工法」が用いられ、地盤が改良された。

 だが、問題は沖積層の下の洪積層だ。あまりに深いために地盤の改良は不可能で、自然の状態で長い期間をかけて今もゆっくり沈んでいるという。特にやっかいなのが、場所によって沈む速度が異なる「不同沈下現象」。開港からまもなく四半世紀で、1期島は最大3.43メートル、2期島で最大4.14メートルほど沈んでいるという。ひずみで建物が傾いたり、ひび割れたりする原因になりかねない。そこで採用されたのが「ジャッキアップシステム」だ。

24年間、地道にこつこつ

 夜10時。空港の喧噪(けんそう)が少し落ち着いたころ。第1ターミナル南ウイングの真下には、何本もの太い柱を食い入るように見つめる技術者たちの姿があった。柱には最大300トンを持ち上げられる油圧ジャッキが取り付けられている。

 わずか数分間。筆者には目の前で何が行われているのか全く分からなかった。柱がジャッキによってゆっくりと10ミリ持ち上げられていたのだ。技術者はすぐさま定規のような道具を隙間に差し込んで何度も計測確認。その後厚さ6ミリの鉄板が抜かれ、16ミリの鉄板がそっと慎重に挟み込まれた。


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