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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

6338チバQ:2018/03/17(土) 04:11:58
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-ecn1803160035.html
【転換 成田空港新滑走路建設へ】(下)ライバル空港は24時間運用…国際競争力強化に大きな一歩
03月16日 12:49産経新聞

【転換 成田空港新滑走路建設へ】(下)ライバル空港は24時間運用…国際競争力強化に大きな一歩

4者協議会後に記念撮影する森田健作知事(前列中央)、夏目誠NAA社長(同右)、周辺首長ら=13日夜、千葉市(城之内和義撮影)

(産経新聞)

 「感無量。成田空港にとって、歴史的な1日となった」。13日に千葉・幕張で開かれた4者協議会後の記者会見。成田国際空港会社(NAA)の夏目誠社長は、国やNAAが9市町に提示していた機能強化案が最終合意したことに、安堵(あんど)の表情を見せた。

 約2年半前の平成27年9月に4者協議会が立ち上がって以降、議論は騒音対策や地域振興策の基準となる深夜・早朝の飛行制限が焦点だった。28年9月に初めて「午後11時〜午前6時の7時間の飛行禁止」から「午前1時〜午前5時」の3時間短縮案が示された。

 アジア諸国で成田空港のライバルとなる仁川(韓国)、上海浦東(中国)、チャンギ(シンガポール)などの各国際空港は24時間運用。内陸で近隣に住宅も点在し24時間運用はできない成田空港にとってはぎりぎりの選択だった。

■  ■

 国内でも21年10月の前原誠司国土交通相(当時)のハブ空港化構想以降、東京により近い羽田空港の国際化が進む一方で、開港当時は首都圏の国際空港として位置づけられた成田空港の地位は曖昧になっている。

 近年、訪日外国人観光客の増加に伴い、格安航空会社(LCC)の路線が急増しているとはいえ、アジアにおける国際空港間競争に遅れないためにも機能強化は避けて通れない。

 昭和53年の開港以来の約束とされていた午後11時〜午前6時の飛行制限だが、4者協議会の関係者は「滑走路新設と深夜・早朝の飛行制限緩和は絶対必要だった」と明言する。

 ただ、飛行制限の3時間短縮には多くの住民が「4時間しか眠れない」と猛反発。これを受け、新滑走路供用後に、滑走路ごとに発着時間を設ける「スライド運用」の導入を提示。滑走路や離着陸コース下の安穏を7時間は確保するとし、理解を求め、地元合意にこぎ着けた。ただ、騒音の影響を受ける住民を中心に反対の声は依然くすぶる。

■  ■

 今回の合意を受けた機能強化策が具体化されなければ、新しい成田空港のスタートは見通せない。成田空港のライバルとなるアジアの主要国際空港は、近年新ターミナルや新滑走路の供用開始が相次ぐ。専門家からも今後の多くの課題を指摘する声は多い。

 立教大特任教授でJTB総合研究所社長の野沢肇氏は「アジアのハブ空港の競争でスタートラインにたったが、羽田との役割分担、東京から遠い成田への鉄道、バスのアクセス整備など課題は多い」と指摘。ちばぎん総合研究所の関寛之調査部長は「物流や人の流れを地域で取り込むため、官民一体の取り組みが必要」と強調する。

 森田健作知事は「みんなが支えていると思えるように押し上げることで、世界に冠たる空港になる」と、空の玄関口としての地位回復に意欲を示す。

 新滑走路建設に向けて騒音や落下物対策、地域振興策などの課題を抱えながら、開港以来の歴史の中で大きな転換へ踏み出した成田空港。今後も議論が紛糾すれば国際空港間競争に出遅れることとなり、空港の地位低下は地域の恩恵にも跳ね返りかねない。機能強化で世界に存在感を示し、空港立地の恩恵を最大化できるか。関係者の手腕が問われている。(永田岳彦)


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