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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

6325チバQ:2018/02/08(木) 20:19:55
 2社の統合が検討されるのはなぜか。それは同じ12年に就航したものの、バニラがピーチの後塵を拝しているからに他ならない。

 2社の直近の業績を比較すると、ピーチは売上高517億円、営業利益62億円。同社は関空を拠点に、若い女性を狙ったマーケティングが奏功し、国内外に路線を伸長。LCC市場で善戦している。

 一方のバニラは売上高239億円で7億円の最終損失。同社はもともとANAと、マレーシアのLCC、エアアジアの合弁会社として発足したが、就航から1年もたたず合弁を解消。ANAHDが全株を引き取り、社名変更して営業を続けてきた。しかし業績は鳴かず飛ばずで、「路線や価格設定、運航の効率化など、LCCとしての際立った強みを育てられていない」(競合関係者)との指摘が多い。

 急成長したピーチを取り込もうと、ANAHDは昨春、300億円を投じてピーチへの出資比率を引き上げて子会社化。これをピーチが「主」でバニラを「従」とした統合への布石とみる向きは多い。

統合で懸念されるパイロットの流出
社風の違いもネック
 こうした理由から統合問題にさらされてきたバニラとピーチ。しかし一緒になるには「2社のカルチャーや運航ノウハウがあまりにも違う」(同)。ベンチャー気質のピーチと、ANAという後ろ盾があるバニラでは、社内の雰囲気が大きく異なる。それはオペレーションにも表れており、例えば客室乗務員の接客スタイル一つとっても、ピーチは非常にラフでフレンドリー。対してバニラは従来型の「おもてなし」を心掛けている。

 他にも重大な懸念事項がある。統合に際して仮に関空拠点のピーチに寄せるとなると、成田国際空港を拠点にするバニラのパイロットや整備士が、成田を拠点にするLCC、ジェットスター・ジャパンなどへ流出する可能性が高いのだ。

 航空業界ではパイロットや整備士が不足しており、企業間で熾烈な取り合いになるほど。ジェットスター・ジャパンは「好条件」と業界では有名だ。同社は豪カンタス航空と日本航空の合弁会社。ANAグループは貴重なパイロットや整備士を失い、かつ敵に塩を送ってしまっては元も子もない。

 一筋縄ではいかない統合問題だが、アジアにおける競合LCCの事業展開スピードは加速するばかり。決断の時は迫っている。


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