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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

6270チバQ:2017/10/20(金) 00:53:27
http://www.yomiuri.co.jp/local/shimane/news/20171017-OYTNT50222.html
<衆院選 島根の課題・下>産業維持に交通政策必須
2017年10月18日


 ◇石見空港、山陰道

 半導体など電子部品製造などを手がける「シマネ益田電子」(益田市)。三菱電機や日立金属など関東にも取引先が多く、出張には石見空港(同市)から1日2往復の東京便が頼りだ。

 「便数が少なく、関東の取引先を回るのに2泊は必要になる」。平谷太副社長は話す。3年前、タイでも製造を開始し、取引先は海外にも広がるが「来てもらうのも不便」とため息をつく。「良い物を作っていても、東京から来るのが不便だというだけで、海外企業が不安を感じるかもしれない」と懸念する。

 新幹線のある広島駅まで車で2〜3時間かかる。「町に空港があるのは大きいが、もし羽田便が減便、廃止されたら」。そんな不安も頭をよぎる。

 同社は昨年、オムロンやトレンドマイクロなどを巻き込み、「IoT益田同盟」を発足。人工知能などの最先端技術で、防災や高齢者の見守りなどを支援する「スマートシティー」構想を進める。実現に向けて、首都圏との往来も頻繁になると予想され、全面協力する益田市の山本浩章市長も「何とかして、最低2往復は維持したい」と力を込める。

 ◇

 ただ石見空港から東京への1日2往復は、羽田便発着枠を決める国土交通省の政策コンテストで認められることで、維持しているのが現状だ。

 今月4日、来年3月25日から2年間の継続が決まったが、実際には、2016年度の搭乗率は49・9%で、搭乗者数は目標の約9割にとどまった。今年4〜7月の搭乗者数も目標を1割下回り、危機感を強めた県が主導して新たに「萩・石見空港東京線利用促進対策会議」を結成。運賃助成など8400万円を補正予算で計上するなど緊急対策を実施した。

 そんな取り組みが評価され、2往復化延長が決まったが、県交通対策課は「この2年間が本当の勝負だ」と気を引き締める。

 ◇

 東西に長い県内を結ぶ輸送の要・山陰道の整備も急務だ。総延長194キロの計画に対して、59%しか完成していない。

 益田市の運送会社は現在、松江市内まで4時間かけて配達している。山陰道が全線開通すると、1時間以上は短縮されるとみられ、運送部の担当者は「短くなった分、ドライバーの休む時間も増え、労働環境もよくなる」と話す。

 県などは毎秋、山陰自動車道建設促進島根県民総決起大会を開いて、全線開通などを国に求める決議などを行うが、県高速道路推進課は「中国横断道などの整備で後回しになっているようだ」と嘆く。

 県立大学の西藤真一准教授(交通政策)は、「交通網の整備により人口流出も懸念されるが、時間短縮による観光の活性化や圏域の強化で、空港との相乗効果が生まれる可能性もある」と分析する。

(安恒勇気、立山光一郎、佐藤一輝が担当しました)

2017年10月18日 Copyright © The Yomiuri Shimbun


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