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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

619千葉9区:2009/07/04(土) 01:04:33
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/feature/mito1243435471310_02/news/20090528-OYT8T01217.htm
翼のゆくえ(中) ビル採算に不安
交通機関整備も課題

 大阪や福岡など国内4路線を想定した茨城空港の需要予測は年間81万人。韓国大手アシアナ航空のソウル便就航が決まったものの、年間の予想搭乗者数は8万人程度だ。開港から数か月後に開設される予定の釜山(プサン)便を足しても10万人余りで、当初の国の試算には遠く及ばない。

 滑走路の脇では、12月の完成を目指してターミナルビルの工事が進む。出発、到着ロビーを1階に集約するなど、格安航空会社の乗り入れや乗客の使いやすさを意識した簡素な構造が売りだ。目の前には1300台収容の無料駐車場も整備される。アシアナ航空の玄東実(ヒョンドンシル)専務は「『車を置いてすぐ海外へ』という新しい旅行スタイルを提供できる」と大きな期待を寄せる。

 ただ、ビルの運営には不安がつきまとう。便数の伸び悩みから、一部テナントは入居業者が決まっていない。ビルは、保有する土地の含み損などの影響で県から総額211億円の財政支援を受ける県開発公社が運営する。

 「50万人程度の利用者がいれば、何とか採算はとれる」。公社関係者はそう明かすが、今後、便数が増えても、開港年にその数に到達するのは難しい。赤字運営が続けば、県財政をさらに圧迫する可能性すらある。

 県や公社は利用者から500円程度の空港使用料を徴収することを検討する。しかし、ほかの地方空港で徴収している例は少なく、「利用しやすい空港」を旗印とする茨城空港に使用料がなじむのかという問題が残る。

     ◆

 高速道路の整備は進み、開港前には、空港の北9キロの地点に東関東自動車道水戸線の茨城町南インターチェンジ(仮称)が開設される。だが、首都圏からも人を呼び込むためには、公共交通機関の整備が不可欠だ。

 「車を使う人にはいいが……」「東京方面からのアクセスが見えてこない」

 3月23日、学識経験者らを招いて石岡市内のホテルで開かれた茨城空港利用促進懇話会。委員からは空港にいたる交通網の脆弱(ぜいじゃく)さを指摘する意見が相次いだ。実現の可能性は度外視し、つくばエクスプレスの延伸などを求める声もあった。

 就航路線がなかなか決まらないから、高速バスなどの運行計画が定まらない。地上交通網に不安が残るから、航空会社は就航を決められない。そんな悪循環も見え隠れする。

 「求められるのは、いかに総合的な交通体系を構築していくか。今の茨城空港には、バスや鉄道、トラックなどを含めた空港主体の都市計画がない」。空港の利用促進をテーマに開かれた4月27日の県議会総務企画委員会。航空業界に詳しい参考人として招かれた早稲田大学の戸崎肇教授の意見もまた手厳しかった。

(2009年5月29日 読売新聞)


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