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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

618千葉9区:2009/07/04(土) 01:03:32
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/feature/mito1243435471310_02/news/20090527-OYT8T01170.htm
翼のゆくえ(上) 国内線視界不良
チャーター便誘致に力

 「不況で経営が厳しく、地方を削って羽田に集約するしかない」

 4月上旬。茨城空港の就航交渉を担当する県企画部の福田敬士部長は都内の高層ビルの応接室で、同じような話を何度となく聞かされた。着任のあいさつで日本航空と全日空の本社を訪れたときのことだ。それぞれの担当幹部は機先を制すように自社の苦しい台所事情を口にした。

 2010年3月の開港が間近に迫った今も国内線の就航表明はゼロ。航空会社の目が羽田空港の発着枠に集中する厳しい現状に景気悪化が追い打ちをかけ、札幌、大阪、福岡、沖縄の国内4路線の就航を目指すとされた想定は崩れた。

 正式に決まった路線は、韓国大手アシアナ航空のソウル便だけ。開港数か月後に開設される予定の釜山(プサン)便を合わせても2路線にとどまる。ターミナルビルの設計変更までして、誘致を進めてきた格安航空会社との交渉は、複数の会社が就航に強い関心を示すなど一定の成果を上げているが、路線開設には至っていない。

 路線が思うように増えない中、県は需要のある時期にだけ航空機を飛ばすチャーター便の誘致に力を入れる。4月6日の定例記者会見では、橋本知事自らが「チャーター便の活用を積極的に検討する」と述べた。

 会見から程なくして、県が行ったのが、県内や周辺県の高校300校余りを対象にした修学旅行の動向調査だった。アンケートを行い、旅行先が決まっているかを尋ねたが……。2年前にはおおむね行き先が決まっているという修学旅行。県関係者は「期待できるとしても今の1年生からだろう」と楽観視はしない。

 県は別の可能性も模索している。ビジネスジェット。企業が自社で保有したりする小型機だ。昨年10月。県空港対策課の職員は、コンサルタント契約を結ぶANA総研の研究員と米フロリダ州にいた。毎年開かれるビジネスジェットの博覧会視察が目的。飛行場には新型機が並び、屋内の商談会場は人であふれていた。欧米は企業関係者を中心に利用が増えている。

 県は国内定期便へのこだわりを捨てきれないでいる。国の事業とはいえ、空港整備の県負担額は約80億円にも上る。県議らを中心に「負担に見合ったものをと考えれば、国内線は絶対に必要」との意見は根強い。知事選に絡めた観測も出ている。「国内大手は知事選に影響を与えるこの時期の表明を避けているだけ。選挙後には決まる」

 ある県幹部はこんな言葉で就航交渉の現状を表現した。「やるべきことはやっている。秋になって、実が落ちてくるのをじっと待つしかない」

(2009年5月28日 読売新聞)


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