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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

6062チバQ:2017/03/20(月) 17:18:17
http://toyokeizai.net/articles/-/163713
日本初LCCピーチ、「5年間の創業物語」の結末
自由闊達だからこそ、ピーチは生き残った
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中川 雅博 :東洋経済 記者
「ピーチの独自性はどうなるんだ」「普通になっちゃうのか」「終わったな」――。

2月24日、ANAホールディングスがLCC(格安航空会社)のピーチ・アビエーションを子会社化すると発表した。SNSなどネット上では、同社の行く末を憂う声が多く挙がった。

「“とんがったままでいてくれ”という期待がこんなに多かったんだなと、うれしくなりましたね。これまでは明確にそういった声を聞く機会がなかったですから」。ピーチの井上慎一CEOはそう話す。「こんな風に言われていますよ、とANAHD側には(ネットの声を)見せました」。

発表当日の夕方、ANAHDのほか、ピーチの株主である日本の官民ファンド、産業革新機構と香港の投資ファンド、ファーストイースタンアビエーションホールディングスの首脳がピーチ社員を集め、子会社化について説明した。「ANAの子会社になっても、独自性は担保されるのか」。社員たちが不安げに問うと、3社の幹部は異口同音に「独自性は保証する」と約束した。

フルサービスとLCCは「水と油」

ANAHDの片野坂真哉社長は子会社化発表の会見で、「ピーチは創業から6年で企業価値を大きく高めてきた。この価値を高めることが、HD全体の価値をも高めることになる」と、子会社化の狙いについて語った。

日本や中国、韓国を含む北東アジアの航空市場におけるLCCのシェアは10%強。一方で東南アジアでは5割を超えている。それだけLCCには成長の余地がある。

井上氏も「その成長余地をピーチに取らせれば、HDの価値にもなる。コードシェア(共同運航)やマイレージ提携、アライアンス加盟など、フルサービスキャリアと同じことをしてもピーチの価値は上がらない」と考える。

仮にANAとコードシェアをしても、フルサービスキャリアのファーストやビジネスクラスに乗ってきた客が、LCCの便への乗り継ぎを許容するかは疑問だ。「ピーチに“指図はしない”と言った片野坂さんは、このことを明確に理解しているはずだ」(井上氏)。

ターゲットは女性、社名が果物、機体はピンク、機内食には「ウナギ味のナマズ丼」。2012年3月、日本初のLCCとして関西国際空港に就航したピーチは、保守的な航空業界に関西のノリで新しい風を吹かせた。

「来週の女子会は、ソウルで焼き肉」「温泉に入りたいわ(ん)!」「前髪切りに行くためだけに、表参道。」「〆は福岡で博多ラーメン!」

ピーチはこの3月に就航5周年を迎えたことを記念し、毎日異なるテーマで航空券のセールを行っている。片道3000〜4000円前後と破格だ。「普段のセールよりも売れ行きが良いんですよ」と井上氏は顔をほころばせる。

電車みたいな使い方をしませんか――。気軽に飛行機に乗って欲しいという思いから、ピーチは「空飛ぶ電車」というコンセプトを掲げてきた。

焼き肉を食べるためだけに韓国へ行くOL、美容院に行くために沖縄へ飛ぶ台湾の女性、ピーチ就航後毎月のように石垣島に行くようになった大阪の“おばちゃん”など、「こちらから提案しなくてもお客さんが新しい乗り方を示してくれた」(井上氏)。

業界の異端児は井上氏自身が生み出したといっていい。「アジアの旅客流動を取り込め。LCCを3年以内に立ち上げろ」。2008年、全日本空輸(ANA)に在籍していた同氏にそう命じたのは、故・山元峯生社長(当時)だった。


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