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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

600千葉9区:2009/06/23(火) 21:23:09
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000906230005
福島空港 三つの危機
2009年06月23日





 ●国際線、苦い10年


  ◇路線減少/隣県攻勢/県民


 福島空港が危機的な状況だ。日本航空(JAL)の撤退で、4〜5月の国内線利用者は前年比41%減少。就航10周年を迎えた国際線も、世界的な景気後退や新型インフルエンザの影響で同45%減った。県が22日、新たな利用促進策を打ち出すなど関係機関は対策を練るが、危機感は幅広く共有されていないのが実情だ。(中川透、村上晃一)


 ◎ソウル便をPR


 アシアナ航空のソウル便は22日、就航10周年を迎えた。ただ、関係者に浮かれた雰囲気はない。ソウル便の予約率が今月約45%、来月約26%と、例年より約20ポイントも落ち込む危機を迎えているためだ。


 アシアナ航空は、7月の搭乗率目標を採算ラインの50%に設定。目標を下回った場合、現在週3往復の便数の縮小を考えているという。


 このため、県は利用拡大に向けた会議を22日に開催。県民や県職員、県の関係団体に空港利用を一層呼び掛けることを決めた。就航10周年を記念してアシアナ航空や旅行会社が共同企画した格安ツアーをPR。ソウル便を使ったツアーは、滞在先や日程によって7種類で、価格は2泊3日で1人3万円台からだ。上海便も4種類あるという。


 また、県職員が各市町村や団体を訪問して空港の積極的な利用を要請。これらの団体が空港を使う際、30万円を上限に補助が出る事業などについて説明する。これらの空港利用促進策で、県は約1300万円の予算を組んだ。佐藤雄平知事は「県の各部局が責任を持って周知することが大事。(搭乗率の低さなど)具体的に説明すれば、県民にも空港が大変ということが分かってもらえる」と話した。


 ◎危機感浸透せず


 福島空港は、三つの危機に直面している。JAL撤退など路線の減少、茨城空港開港など隣県の攻勢、そして空港に対する県民の関心低下だ。


 1月末のJAL撤退は国内線の利用客減だけでなく、海外とのアクセス面でも打撃になった。関西空港便がなくなり、関空経由での出入国や輸出入ができなくなったためだ。県は昨年2月に関空会社との間で、国際物流の促進などを進める連携協定を締結。しかし、わずか1年間で協定は機能しなくなった。


 来年3月開港の茨城空港には、アシアナ航空の就航が決まった。「開港に合わせ、福島から撤退するのではないか」との不安が関係者には絶えない。福島、茨城、栃木の各県は、それぞれの頭文字を取った「FIT構想」を掲げ、三県のなかで唯一だった福島空港の利用促進をうたってきた。しかし、茨城空港は福島空港と顧客層が重なりそうで、影響は必至。また、新潟空港では6月から、会津若松市とのバス路線が開設された。


 「企業の出張費削減の影響が出ている」(全日空)、「社内では一時、運休の話すら出た」(アシアナ航空)、「大量のキャンセルが続いている」(中国東方航空)。福島市で22日あった利用促進のフォーラムでは、苦境を訴える声が次々と出た。ただ、その危機感は広く共有されているとは言えない。


 県空港交流課の飯塚俊二課長は「旅行会社が県庁職員向けにも、仙台空港利用の夏のツアーのチラシを持って来る」とのエピソードを披露する。


 関係機関の利用促進の思いはなかなか浸透しない。県北は仙台に、県南は羽田や成田に、会津は新潟に、いわきは茨城に、県民の利用する空港は、一層分散する恐れが高まっている。


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