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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

5743チバQ:2016/03/26(土) 09:57:26
ただ、LCCを利用するには「格安」の分だけリスクがつきまとう。

 なによりまず航空機の遅延が頻発していることだ。少ない機材を効率的に運用しているため、少しのトラブルが大幅な遅れにつながる。空港側も着陸料を高く設定している大手航空会社の機材を優先で飛ばせているという事情がある。

 遅延だけでなく、欠航も多い。格安を実現するためには搭乗率が重要で、採算ラインを超えない便は出発直前に欠航にすることもある。利用者は大幅な予定変更を余儀なくされるが、欧米のLCCではめずらしくない。

 さらにLCCの場合、遅延や欠航があっても保証がきかないことが多い。大手の場合は振り替え便を割り当ててもらえるが、LCCではそれすら利用者の自己責任となる。イージージェットの場合、事前に有料の「保険」に入っていないと料金の払い戻しもされない。このため、リスクも理解したうえで賢く利用することが求められそうだ。

飲食、荷物預けなどは料金

 LCCの肝心の低価格の部分もよく精査する必要がある。

 まずは大手では無料が当たり前になっている機内食や飲料が有料。手荷物を預けても追加料金が必要となる。

 とくに手荷物はくせもので、イージージェットのリスボン-ロンドン間の場合は重さ20キロまでで23ユーロ(約3千円)程度と、運賃の半額程度が必要となる。その分、機内に荷物を持ち込む人が増えることになるが、ここでも大きさや重量に厳しい制限がついてくる。これらを加味すると大手と料金差は縮まってくる。

 離着陸する空港にも注意が必要だ。イージージェットがロンドンで拠点にする空港は長距離便がよく利用するヒースロー空港ではなく、郊外のガトウィック空港とルートン空港だ。一般的にLCCは郊外の空港を利用することが多く、目的地によっては市内への移動費がかさむ可能性がある。

 このため、LCCを上手に使いこなすには、全体でいくらかかるかという視点が必要になるだろう。

 また、LCCの急拡大を受け、大手側が料金値下げで対抗する動きも出てきている。早期に予約した場合など、LCC並の低価格を打ち出すこともめずらしくなくなった。

 いずれにせよ、大手とLCCで競争が激しくなると利用者にとっても料金やサービスの面でメリットが大きくなる。選択肢が広がる部分も見逃せない。

 このため、4月から関空と伊丹(大阪)空港の運営に参画するフランスの空港運営会社バンシ・エアポートで国際部門の責任者を務めるピエール・アビニャーノ氏は「LCCの急成長はありがたいが、空港にとっては大手とLCCのベストミックス(最適な配分)が重要だ。いまはLCCに勢いがあるが、いずれは均衡がとれるだろう」と話している。


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