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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

5563チバQ:2015/10/26(月) 22:45:26
http://www.sankei.com/region/news/151026/rgn1510260028-n1.html
2015.10.26 07:09

福岡空港、欧州需要掘り起こせ 来春、初の北欧便就航

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福岡空港から出発する国際線の航空機
 福岡空港(福岡市博多区)で、来春からフィンエアー(フィンランド)が福岡-ヘルシンキ線に初めて就航する。同社がフィンランドの空港を欧州におけるハブ空港と位置づけ、アジアからの集客を目指す一方、欧州からの集客を目指す九州の自治体や財界も就航を歓迎する。就航を機に、地元自治体はアジアだけでない多方面からの幅広い集客の確立を目指し、PR戦略に知恵を絞る。(九州総局 中村雅和)

 「日本市場は非常に重要。アジア路線を拡大したいと考えており、福岡はその第一歩だ。必ず需要を喚起できる」。フィンエアーのペトリ・ブオリ営業統括本部長は23日に福岡市内で開いた記者会見で自信をのぞかせた。

 九州と北欧を直接結ぶ定期便は、他社も含めて初めて。就航は来年5月から、当面は夏ダイヤ(3月末〜10月末)のみで週3便を予定する。同社は日本と欧州各地を結ぶ路線のうち、福岡-ヘルシンキ線は約9時間半と「最短最速」(同社)と説明する。さらにヘルシンキ・ヴァンター国際空港から欧州各地への乗り継ぎが1時間以内という利便性の高さをPRし、欧州における同空港のハブ空港化を狙う。

                 × × × 

 ただ、福岡空港の欧州便をめぐっては、今月1日、KLMオランダ航空が来年1月からのアムステルダム(オランダ)便の運休を発表した。同空港初の欧州便として平成25年4月から就航し、現在は週3往復で運航しているが、運休の理由として同社は、円安に伴って採算がとれなくなっていることや、欧州から九州への利用が低迷したことを挙げた。

 利用低迷の背景には、九州の知名度の低さもあった。KLMオランダ航空の担当者は「東京や大阪は観光ルートが確立されているが、九州に旅客を誘導するのは決して簡単ではない」と声を落とした。自治体や財界のバックアップもあったが、九州の観光資源の魅力は十分に伝わっていなかった。

 オランダ便が運休を余儀なくされたなか、フィンエアーは勝機をどこに見いだすのか。同社の永原範昭・日本支社営業総支配人は「オランダやドイツ、フランス便など『ドル箱』路線での勝負は難しい。ただ、他の航空会社では直接向かいにくい北欧やバルト3国、東欧に向けた需要を掘り起こせるのではないか」と話す。観光客だけでなく、大阪などを経由して欧州に向かっていた九州の出張客の取り込みも重要戦略に位置づける。

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 九州にとって、オランダ便に代わるフィンエアーの就航は、欧州とのパイプを残すことになる。福岡県など九州の各自治体や地元経済界は、フィンエアー就航を機に、再度欧州からの観光客獲得を目指し、九州の観光資源のPRを強化する。

 現在、九州の観光産業は、アジアからの訪日客に頼っている側面が大きい。26年度に約370万人となった国際線旅客数は台湾、韓国、中国からの入国者が牽引(けんいん)している。

 福岡空港では、今後もアジアの航空会社が路線拡大を予定する。年内には高雄便(台湾)や大連経由の長沙便(中国)が新規就航し、仁川便(韓国)、釜山便(同)なども増設される。

 23日のフィンエアーの就航発表の記者会見には福岡県の小川洋知事や、福岡市の高島宗一郎市長、福岡商工会議所の礒山誠二会頭ら地元政財界首脳も駆けつけた。小川氏は「欧州からの訪日客を増やすため、この路線を活用した九州のPRを積極的に展開したい」と述べた。

 ただ、具体策を見いだせなければ、運休となったオランダ便の二の舞にもなりかねない。

 訪日観光客が増加を続ける中、対日情勢に左右されやすい中国、韓国といったアジアからの観光客頼みを脱却し、欧州などから幅広く集客するには、自治体、財界をあげたサポート体制の強化が求められる。


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