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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

5542チバQ:2015/10/12(月) 11:02:58
http://www.sankei.com/west/news/151012/wst1510120011-n1.html
2015.10.12 05:30

日本最小の航空会社、空飛ぶイルカで飛躍に挑戦 天草エアライン 経営再建に道筋

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天草エアラインが導入する「ATR42-600型機」=崇城大学空港キャンパス(熊本県菊陽町)
 天草空港(熊本県天草市)を拠点に1機態勢で運航する日本一小さな航空会社、天草エアライン(AMX)が、一時の経営難から脱し、5年連続で単年度黒字を達成した。来年1月には、現有機の後継としてフランス・ATR社製の新型機を導入する。天草をイメージしたイルカのペイントを施した2代目「空飛ぶイルカ」で、社員や関係者はさらなる飛躍を誓う。(谷田智恒)

 9月29日午後、熊本空港に隣接する崇城大空港キャンパス(熊本県菊陽町)の格納庫で、AMXの新機材「ATR42-600型機」の内覧会が開かれた。

 熊本空港を拠点にエアラインパイロット養成に力を入れ、県とともに「パイロットのふるさとづくり」を目指す崇城大(中山峰男学長)が会場を提供し、AMXと天草地方の自治体関係者ら約150人が参加した。

 ATR42-600型機は、48人乗りプロペラ機。ATR製旅客機の導入は、AMXが日本で初めてとなる。吉村孝司社長は「同じサイズの中でも、ATR社製が最も燃費効率がよい。AMXのような小さな航空会社はリピーターを作るのが使命であり、新機体をリピーターづくりのきっかけにしたい」と語った。

 AMXは天草空港と、福岡や熊本、大阪を結ぶ3路線を運航する。機体はボンバルディア製プロペラ機「DASH8-103型機」1機のみだ。この現有機の部品調達が困難となり、整備コストが膨らむことから、新型機の導入を決めた。購入費1875万ドル(約22億9千万円)は、天草市など地元2市1町が全額負担する。

 機体デザインは、現有機と同じように、鮮やかな空色をベースに、青いイルカの親子を描いた。下部にサンタクロース姿のくまモンのイラストを配した。

 内装は白を基調に赤いシート、緑のシートベルトとクリスマスカラーを採用した。天草市で近年、グリーンランド国際サンタクロース協会(デンマーク)の公認サンタが集う「世界サンタクロース会議」が開かれていることにちなんだ。

 AMX営業部長の川崎茂雄氏は「日本唯一の公認サンタクロースになっているマンボミュージシャン、パラダイス山元さんをアドバイザーに迎え、社員、関係者が議論を重ねた」と語った。天草の方言で「かわいい」を意味する「みぞか」の愛称も引き継ぐという。

清掃も社員の手で

 AMXは県と2市1町(天草市、上天草市、苓北町)などが出資し、第三セクターの航空会社として平成10年に設立された。12年に運航を始めた。

 当初は住民やビジネス客の利用で順調だったが、搭乗率は徐々に低下した。業績も悪化し、20年度には累積赤字が5億円に達した。

 経営刷新に向け、県OBの社長から、2代続けて日本航空出身者が社長に就いた。社員一丸で再建に取り組んだ。

 普通なら業者任せの機内清掃や機内誌作りは、社員が手分けして担当する。丸1日飛行機に搭乗するマニア向け企画など、ユニークなアイデアも実現した。住民は「天草の空サポータークラブ」を結成し、AMXを後押しする。こうした地元と一緒になった努力で、21年度から6期連続の単年度黒字を達成した。

 ただ黒字は地元2市1町からの補助金があってこそ。AMXにとって収益改善が至上命題に変わりない。

 社長の吉村氏は「安全を堅持しながら、他にない、もてなしとサービスを提供し、より多くの人に愛される航空会社になりたい」と力を込めた。新型機の内覧会で、地元天草市の中村五木市長は「AMXは天草の住民にとって大切な『命の飛行機』。より多くの人を運び、地域活性化につなげてほしい」と期待した。


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