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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

5489チバQ:2015/08/26(水) 23:18:41
 しかしコミッショナーのロジェ氏は疑問を持っていた。開業予定日まで4週間を切った12年5月7日、同氏は初めてシュワルツCEOと面会した。同CEOは火災探知を人力で行わざるを得ないことを認めた。ロジェ氏が「800人のスタッフにオレンジ色のベストを着せて、コーヒーをいれた魔法瓶を持ってキャンプ用スツールに座らせて、携帯電話で『非常口を開けろ』と叫ばせるつもりか」といい、営業ライセンスの発行を拒否すると、シュワルツCEOは無言で部屋を出ていった。

 次の日、同CEOはボーベライト市長らとともに会見を開き、予定通りの開業が不可能になったことを発表した。

CEOら多数解雇

 しかしこれは同空港の壊滅的な迷走の序曲にすぎなかった。それからの3年で、同プロジェクトは多くの人々のキャリアを台無しにした。シュワルツCEOを含む空港の重役2人、技術責任者3人、建築家、その他、数百とは言わないまでも数十人の関係者が、解雇されるか、辞職に追い込まれるか、あるいは愛想を尽かして去っていった。

 メルケル首相が同盟国とともに高圧的な態度でギリシャの浪費癖を非難するその瞬間にも、空港に投入される税金は膨らみ続け、当初予定の約3倍に当たる54億ユーロ(約7470億円)に達した。政府はこの巨大な設備の破損を防ぐだけで毎月1600万ユーロを費やしている。最も楽観的なシナリオでも、最初の搭乗客が同空港にチェックインするのは17年になりそうだ。(ブルームバーグ Joshua Hammer)


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