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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

5170チバQ:2015/03/10(火) 20:16:24
早くからインバウンドに着目
AirQ構想再浮上

 今、ANAがNRANCへ参画する意味はここにある。同時に、委託元となり得る地方側のニーズも、にわかに高まりつつある。大まかには理由は三つある。

 第一に新幹線開業の影響だ。3月14日に北陸新幹線が、来年には北海道新幹線が開業されるなど、新幹線網が整備されたことで、地方路線の廃止・減便傾向に歯止めがかからない。

 だが、大型機ならば赤字路線でも、70〜90席のMRJならば採算が合う場合もある。

 第二に、安倍政権の優先順位の高い政策課題である「地方創生」を追い風に、これまで、就航していなかった地方都市間での就航も可能になるチャンスが出てきた。

 第三に、外国人観光客を呼び寄せるインバウンド消費の掘り起こしの手段として、MRJが注目を浴びている。

 目下のところ、委託元の候補になり得る最右翼は、九州エリアだ。

 AirQ構想(Qは九州の意味)──。リーマンショック直後の2009年に、すでに、MRJの活用で九州とアジアを結ぶ広域ネットワークを構築し、外国人観光客を呼び込もうという構想が存在していた。福岡県や地元に本拠を置く企業が中心となり、「九州地域における交通ネットワーク高度化協議会」が結成されたのだ。

 九州地域・期間限定で使用できる商品券を顧客に購入してもらい、その代わり訪日の往復航空チケット代を無料にすると、どれくらいの経済効果があるか、といった実証研究が行われた。当時のレポートによれば、路線の整備維持に掛かるコスト年間200億円に対して、経済波及効果は3000億円と試算されている。

 一時は民主党政権下の仕分けで実証研究費用がなくなり消滅しかけたAirQ構想が、「地方創生の掛け声の下、再現しようとしている動きがある」(MRJ関係者)という。MRJが地方経済を活性化する立役者になるかもしれない。

(週刊ダイヤモンド編集部 浅島亮子)


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