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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

4972チバQ:2014/10/19(日) 21:12:43
http://www.sankeibiz.jp/business/news/141016/bsd1410160640008-n1.htm
日航と全日空の本音「LCCは生かさず殺さず」…欧米と異なる日本の航空事情 (1/3ページ)
2014.10.16 06:40
 国内で本格的な格安航空会社(LCC)が誕生して3年目に入った。関西国際空港を拠点とするピーチ・アビエーションが単年度最終黒字を達成するなど順調にみえるが、LCCが全体の3〜4割を占める欧米と比較すると航空市場の違いが浮き彫りになる。日本では日本航空と全日本空輸が圧倒的な存在で、日本のLCC3社は日航、全日空の傘下にある。大株主たる2強はライバルに発着枠や需要を奪われたくはないが、新興勢力の成長も許したくないのが本音。航空関係者は「独立系でなければ真の成長はない」と指摘する。(中山玲子)

 アイルランド発祥でヨーロッパ最大のLCC、ライアン航空は当初、フルサービスキャリアとして運航していたがLCCに業態転換したことで、いまや世界トップクラスのLCCに成長した。ある大学関係者は、成長の理由について「同業の大手から出資を受けない独立系であることが大きい」と指摘する。

 同業の大株主が影響力を持つ場合、競合路線でLCC側が遠慮したり、譲ったりするケースが少なくないが、独立系のLCCならば利益が見込める路線で真っ向勝負に挑んでいくことができるのが理由だ。欧米のLCCは、フルサービスキャリアへの遠慮のない格安戦略が成長の源泉となっており、米最大のLCC、サウスウエスト航空も同様に独立系だ。

 日本でも平成22年、マレーシアの大手LCC、エアアジア傘下のタイ・エアアジアXが羽田空港に就航すると羽田−クアラルンプール間を片道5千円で提供。こうした格安運賃を武器にするLCCがアジアから次々に就航し、国内線就航にも意欲をみせていた。

 この新勢力の日本侵攻を食い止めようと、LCCに参入したのが全日空と日航だ。全日空はピーチとエアアジア・ジャパン(現バニラ・エア)に出資。経営再建を果たした日航も遅れて、ジェットスター・ジャパンの設立に関わった。

 ある空港会社社員は「LCCは格安運賃で新たな需要を掘り起こした。全日空や日航も本当はライバルに発着枠を取られたくないからこそ、やむを得ず傘下にLCCを置いている」と解説する。

 ところがピーチは今夏、パイロット不足で2千便以上の減便を発表するなど経営基盤の弱さを露呈した。いざというときも大株主は当てにできず、全日空からの人材支援はなかった。

 ピーチは発着枠をめぐって日航や外資との陣取り合戦では大株主に貢献してきたが、飛躍に向けた人的支援は得られそうにない。そこには、LCCのこれ以上の成長を求めていない2強の本音が垣間見える。つまり、2強にとって「LCCは生かさず、殺さずが望ましい」(関係者)というのだ。

 アジア最大のエアアジアも、日本に海外で展開するのと変わらないLCCビジネスモデルを導入しようしたが、結果的にパートナーを組んでいた全日空と提携を解消した。日本流ビジネスとの対立の溝を埋められなかったからだともいわれるが、エアアジアは今度は楽天などと組み再就航を目指すことになった。

 航空市場の競争が活性化されるには、フルサービスキャリアやLCCといった価格帯の選択肢を多くそろえるだけでなく、多くの航空会社が参入してくることが重要だ。日本は基本的に日航、全日空による寡占状態が続き、第3極として期待されていたスカイマークも経営危機に陥っている。

 現在、LCCは国内で7%を占める。今後も欧米並みにシェアを伸ばしていけるかは独立系のLCCが誕生するか、大手傘下でもいかに経営の独立性を保ち、健全な競争を確保できるかにかかっている。


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