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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

4945チバQ:2014/08/27(水) 21:40:44
http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20140826/ecn1408261820007-n1.htm
翼の折れた風雲児スカイマーク 国際線参入どころか独立経営さえも厳しく…2014.08.26


フランスのエアバス本社で、A380の模型を掲げるスカイマークの西久保社長(中央)とエアバスの幹部ら=2011年2月(共同)【拡大】
 スカイマークが窮地に追い込まれている。格安航空会社(LCC)との競争が激化する中、欧州旅客機大手エアバスとの間で超大型機「A380」の購入契約をめぐる交渉が決裂し、導入は断念する見通しだ。エアバスに約700億円もの違約金の支払う義務が生じる可能性も浮上し、A380で目指した悲願の国際線参入も全面的に見直している。経営環境と財務体質が悪化し航空業界再編の標的にもなりかねない情勢だ。

 A380は総2階建て構造で、総床面積は米ボーイングのジャンボ機の1・5倍にも上り、「空飛ぶホテル」の異名をとる。スカイマークは2011年、約1915億円を投じて6機を購入する契約をエアバスと締結した。

 ところが、その直後の12年3月にピーチ・アビエーションが関西国際空港に就航するなど国内外のLCCが格安運賃で攻勢を強める中、大手航空会社と比べ、割安なスカイマークの運賃が価格競争力を失い苦戦。円安に伴う燃料費高騰もあって経営環境は悪化し、14年3月期(単体)の最終損益は18億円の赤字と5年ぶりに赤字に転落した。

 スカイマークは4月にエアバスと契約見直し交渉を始めたが難航。4月支払い分の前払い金8億円が未納になったこともあり、エアバスは7月、契約解除の通告を突きつけてきた。前払い金の約260億円は返金される見込みは薄く、さらにエアバスに約700億円に上る違約金を支払う義務が生じる可能性もある。

 スカイマークの西久保慎一社長は「常識を逸脱した法外な違約金」と反発するが、社内向けのウェブサイトで「A380の導入は見送ることにしました」などと報告した。

 スカイマークがA380の導入を決めたのは、国際線に参入して競争力を高めるためだった。とはいえ、6機の購入額は契約当時の11年3月期の売上高580億円の3倍程度の規模で、業界では当初から「身の丈以上だ」との声が上がっていた。業績が悪化する中、エアバスもその資金調達力を問題視し、契約解除通告に踏み切った。スカイマークの西久保社長は7月29日に東京都内で開いた会見で「環境変化を少し甘く見ていた」と認めた。

 国際線参入も全面的な見直しが避けられない。当初はA380の初号機を12月にも成田−ニューヨーク線に就航させる計画だったが、その成田空港からの撤退を発表した。

 7月31日、スカイマークが発表した14年4〜6月期決算では最終赤字が57億円(前年同期は12億円の赤字)に拡大。さらに事業継続に「重要な疑義」があると明記され、経営の先行きに対する不透明感が強まっている。業界では以前から日米の大手航空会社がスカイマークへの出資に関心を持っているとの噂が取り沙汰され、経営体力が落ちれば業界再編の標的になる可能性も否定できない。スカイマークは航空各社の垂涎(すいぜん)の的の羽田空港の発着枠を1日36往復持つだけに傘下に収めれば規模拡大が見込めるからだ。

 スカイマークは割安な運賃で日本の航空業界に価格競争の旋風を巻き起こした“風雲児”だが、安全運航上の問題で国土交通省から再三の厳重注意などを受け、「ミニスカCA(客室乗務員)」が物議を醸したことも記憶に新しい。

 西久保社長は「今後も独立した形で営んでいきたい」と語るが、その道は険しさを増している。


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