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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

4817チバQ:2014/05/22(木) 22:50:25
http://mainichi.jp/select/news/20140523k0000m020101000c.html
LCC:曲がり角 パイロット不足で欠航続発…需要急増で
毎日新聞 2014年05月22日 22時10分(最終更新 05月22日 22時36分)

 国内の格安航空会社(LCC)3社が、パイロット不足などを理由に相次ぎ大規模な欠航を発表、安定的に運航できない事態に陥っている。背景にあるのは、航空需要拡大に伴うLCCの急成長。国土交通省は「多くの利用者に多大な影響を与えて遺憾」(太田昭宏国交相)として、各社の改善状況を注視していく構えだが、パイロット不足はLCC業界の構造的な問題でもあり、今後も人材不足を理由にした欠航が続く懸念もある。

 全日本空輸(ANA)系のピーチ・アビエーションやバニラ・エアは、機長の病欠や退職などによるパイロット不足のため、相次いで欠航を発表した。ピーチは今年5〜10月に国際線と国内線で最大2128便を欠航し、バニラも6月に154便を欠航する。また、日本航空(JAL)が大株主のジェットスター・ジャパンも整備体制の遅れを理由に6月3日から予定していた増便を延期した。

 機材や人員を最小限に抑えてコストを削減し、割安な運賃を提供するのがLCCのビジネスモデル。低価格が利用客に支持されて、2012年3月に0・9%だった国内線のシェアは、今年3月時点では7・5%まで拡大した。

 だが、短期間での路線や便数の急拡大は大きなひずみを生み、パイロット不足につながった。欧米では1970〜80年代にかけて、LCCが相次いで誕生したことをきっかけにパイロットの人数を増やしたが、日本国内では長年、パイロット数が抑制されてきた。12年にLCCが本格参入した際には、LCC各社は経営破綻に伴い解雇されたJALの出身者を多く採用し、パイロットを確保してきた。ところが、JALの経営再建の進展とLCCの成長に伴いパイロット需要が拡大、人手不足の常態化につながった。

 LCCの主力機種がエアバスA320であることもパイロット不足に拍車をかけている。航空機の操縦資格は機種ごとに取得する必要があり、JAL・ANAの保有機種の多くがボーイング社製のため、日本人でエアバスA320の操縦資格を持つパイロットは少ない。このため、LCCの航空機を操縦するには数カ月の訓練が必要になり、突然の退職に対応し、直ちに増員することが難しくなっている。

 6月末からは、中国のLCC、春秋航空などが出資する春秋航空日本が、成田空港を拠点に国内線3路線の運航を始める。活発な航空需要を背景に、国交省は国内LCCのシェアは今後も拡大傾向が続くと見ていて、LCC各社は関係の深い大手航空会社の支援を受けながら、パイロット不足への対応を急いでいる。【永井大介】

 ◇各国間で争奪戦
 LCCのパイロット不足を受け、政府は今春から、自衛隊パイロットの民間航空会社への転出を促す制度の運用を再開した。ただ、アジアを中心とした新興国での中間所得層の拡大で、航空需要は今後も膨らむ見通し。世界規模でパイロット不足の深刻化が懸念されており、今後、各国間のパイロットの争奪戦が激化しそうだ。

 国交省によると、2010年時点で世界には46万3386人のパイロットがいるが、30年には2倍以上の98万799人のパイロットが必要になる。また、国内では約5700人(13年1月末)いるパイロットも、22年には7000人程度が必要になるという。

 現在、パイロットのほとんどは航空大学校の卒業生か大手航空会社の自社養成が占める。だが、養成には10年ほどかかり、パイロット数を急に増やすことは非常に難しい。このため政府は、国内の航空会社に勤務する場合に外国人パイロットの在留資格の取得要件を緩和する方向で検討を始めた。【永井大介】


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