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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

4759チバQ:2014/03/30(日) 21:17:43
http://www.sanin-chuo.co.jp/edu/modules/news/article.php?storyid=544973243
第8部 萩・石見空港 (2)問われる戦略


津和野町の中心部を歩く観光客。羽田便2往復化で入り込み客の増加に期待が高まる
増便維持へ目標は必達

 「山陰の小京都」の冬は、いつになく厳しかった。

 昨夏の豪雨災害以降、観光客の入り込みが振るわない津和野町。主要観光エリアは全く被災しなかったものの、客数は前年比約2割減で推移している。

 そうした状況で、30日に始まる萩・石見空港(益田市内田町)の羽田便1日2往復化は、まさに春の便り。町の中心部で土産店などを構える総合観光業「沙羅(さら)の木」の岩本悦実副社長(64)は「マイナスをプラスに転換させるきっかけにしたい」と、首都圏からの観光客増に大きな期待を寄せる。

 ビジネス利用でも画期となる。「無駄だった1泊がなくなる」と歓迎するのは、和牛や乳牛約1万頭を育てる松永牧場(同市隅村町)の松永和平社長(59)。首都圏での営業活動などで社員が年間120回、萩・石見からの羽田便を使う同社だが、これまでは1日の用事のために2泊3日を費やさざるを得なかった。羽田で乗り継ぐ北海道での乳牛の買い付けにも好都合となり、松永社長は「ビジネスの状況が大きく変わる」と強調する。

  ◇      ◇

 萩・石見空港利用拡大促進協議会と県、全日本空輸(ANA)による応募で、羽田便の2往復化を勝ち取った国土交通省の「政策コンテスト」。提案内容によると、萩・石見の羽田便による経済波及効果は現状で年間12億円(2011年度)。2往復を維持すれば、18年度には21億円に増えるとしている。前提となる同年度の搭乗者数は14万人と設定。7万人だった13年度の2倍の数字だ。

 とはいえ、コンテストによる増便は2年間限定。実績の評価で国交省が16年度以降も増便枠を維持するか、ANAが独自判断で増便するには、15年度の搭乗者12万7千人との目標達成が必須条件となる。

 好材料はある。吉田松陰の妹、文(ふみ)を主人公とする15年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台は、益田市と隣接する山口県萩市。一帯が観光地として注目を集めるのは間違いない。

 加えて、同市を含む8県の施設で構成する「明治日本の産業革命遺産」が15年夏、世界遺産登録の審査を受ける。登録実現へ、利用拡大促進協議会の関係者は期待感を高めている。

  ◇      ◇

 ただ、当面の視界は良好とは言い難い。萩・石見発、羽田発とも夕方便の予約が思わしくなく、旅行代理店による新たなツアー企画の動きも鈍い。積極的な利用に努める地元の「サポーター企業」も、登録数が150社で伸び悩んでいる。

 利用拡大促進協議会事務局の潮信次・益田市空港対策室長(47)は「圏域住民や旅行会社に対し、2往復のメリットを具体的に示していく必要がある」と自らに言い聞かせる。

 観光動向は浮き沈みが激しい面があり、ビジネス需要の掘り起こしも、景気回復が遅れる県西部では容易ではない。目標の達成へ、広域連携を含む戦略の実効性が問われる。

('14/03/27 無断転載禁止)


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