したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

4691チバQ:2014/03/03(月) 21:13:51
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014030190071032.html
空港閉鎖 3・11の教訓 月内にも着陸先指示一元化
2014年3月1日 07時10分


 複数の空港が前触れもなく使用不能になると、旅客機は行き場をなくし、混乱に陥る。東日本大震災では、成田、羽田両空港が閉鎖され、着陸先を探し求める十四機が燃料不足に追い込まれ、緊急事態を宣言した。震災時、安全に着陸を導く仕組みは整うのか。「3・11」から三年。国の管制の運用見直しが始まった。 (上條憲也)

 「大地震 成田羽田とも滑走路閉鎖中」。運航を統括する全日空の部署から、緊急のメッセージが英文で飛行中の自社便に絶え間なく送信された。国内の二大空港がダウンする異常事態。途絶えがちな無線通話の傍ら、英文送信は四百件を超えた。「とにかく無事に降ろす」。副部長だった伊藤正樹さん(52)たちは、その一念で支援を続けた。

 成田は午後二〜四時に長距離便の到着がピークになる。東日本大震災はこの時間帯を直撃した。

 パリ発全日空206便は、成田を目前に空中待機を強いられた。機長の気掛かりは燃料。地震から十四分後の午後三時、中部空港に着陸先の変更を決めた。だが管制官の返答は「駐機場不足。受けられない」。

 この頃、成田と羽田から目的地を変えたのは計八十六機に上っていた。うち七十機は国際線。複数の米国機は米軍基地を目指したが、集中したのは長い滑走路がある関西、中部、新千歳空港だった。中部に着陸を拒まれた206便には関西まで飛ぶ燃料はなかった。機長は判断した。「緊急事態を宣言します」

 宣言は着陸の優先権を得るために出す。燃料不足による宣言は国内で年に数機程度だが、この日だけで十四機に及び、うち中部が最多の五機を受け入れた。ただ駐機場に空きはなく、206便は着陸後も誘導路に二時間待機させられた。

 成田行きは羽田に、羽田行きは成田に。この日、八十六機の大半は着陸の代替空港をそう設定していた。だが成田は終日、羽田は一時着陸できなくなり、代替機能は消滅。「多くの機の着陸地を一から探し、手間取った」。航空会社と管制に緊迫の時間が続いた。

 国土交通省が取り組む改善策は「震災時の着陸指示の一元化」だ。通常、全日空など国内の航空会社は自社で新たな着陸先を探す。一方、国外の航空会社は国交省の航空交通管理センター(福岡)が指示する。

 「二系統あると緊急時の効率が良くない」と同省の岩井亘(とおる)航空管制技術調査官。今後、成田と羽田が震災で使用不能になった場合、着陸地の選定をセンターに一元化し、会社の区別なく着陸が必要な順に割り当てる方針だ。

 巨大地震で成田以西の計八空港が同時閉鎖された場合、最大百三十三機の着陸地をセンターが仕切る段取りも整えた。今月中の運用開始を見込む。

(東京新聞)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板