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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

4225チバQ:2013/02/26(火) 18:38:13
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130226/fkk13022602090002-n1.htm
福岡空港なお“視界不良” 年間発着回数15万5千回
2013.2.26 02:09
 ■課題は過密解消と賃借料

 都心に近く交通アクセスが良いことから「日本一便利な空港」として知られる福岡空港(福岡市博多区)の平成24年の年間発着回数が、15万5千回に達した。円滑運用できる目安(14万5千回)を超え、過密解消が急務となるが、解決策となる滑走路増設は早くとも10年後。さらに、年間80億円にも上る用地の賃借料が空港経営を圧迫し続けている。民間機の利用開始から62年目を迎える福岡空港は、視界不良のフライトが続く。(津田大資)

 ●LCC参入で急増

 福岡空港は昭和19年、日本陸軍が本土決戦に備えて飛行場建設に着手したのが始まり。その後、戦後の米軍利用を経て、26年に初めて民間機の国内線が開設された。現在は全国に19カ所ある国管理空港の一つ。

 JR博多駅から地下鉄で5分、高速道路のインターチェンジにも近い利便性の高い空港で、旅客数は21年以降、年間1600万人を維持し、発着回数も14万回前後で平成23年は羽田、成田に次いで全国3位だった。

 ところが、LCC(格安航空会社)元年と呼ばれた24年に、発着回数は過去最高となる15万5千回(速報値)を記録し、旅客数も前年比200万人増の1700万人となった。

 ただ、福岡空港には滑走路が1本しかない。ダイヤが過密する朝夕のラッシュ時は発着の遅れが慢性的になっている。福岡空港参入を目指す航空会社は多く、今後も状況は悪化しそうだ。

 ●2本目は10年後

 遅延解消の対策として国土交通省はまず、国内線駐機場と滑走路を行き来する誘導路の複線化を決定。24年度から設計に着手した。

 着陸機と出発機の動線を分けることで混雑の緩和を図るが、スペース確保のために国内線ターミナルビルの位置をずらして建て替える計画で、工事完了は早くても7年後という。

 抜本的な混雑解消策として国交省と福岡県、福岡市は、滑走路増設に向けて動いている。平成15年から本格的に調査や検討を始め、24年3月に国や県などでつくる「福岡空港構想・施設計画検討協議会」で現在の滑走路の西側に2本目の滑走路を整備する方針が固まった。

 だが、2本目の滑走路には、誘導路複線化以上に時間がかかる。国交省は24年度になってようやく滑走路増設に伴う環境影響評価(アセスメント)を始めたばかり。国交省九州地方整備局によると、アセスだけで2年半はかかるといい、建設期間を含めると、2本目の滑走路の運用開始は10年後になる見通しだ。

 同整備局は「もっと早くできないかとの声もあるが、さまざまな手続きがあり、簡単に短縮できない」としている。

 ●滑走路2本でも18万回

 関連工事も含めた総事業費1800億円をかけて2本目の滑走路ができても、懸案がある。

 福岡空港は、市街地にあるだけに敷地そのものを拡大できない。このため、2本目の滑走路と現在の滑走路の間隔が210メートルしか取れず、同時発着は認められない。

 検討協議会の試算では滑走路が2本になった際の発着回数限度は18万回で現状の3割増しにとどまる。平成42(2030)年の発着回数の予想は最大19万回で、再び過密状態になる可能性が高い。

 また、全国有数の発着回数を誇り、収入の柱である着陸料に恵まれながらも、福岡空港の経営は厳しい。

 民間企業の売上高に当たる平成22年度の営業収益は84億円で、国が管理する19空港のうち、羽田空港に次いで高い。

 だが、福岡空港は敷地約350ヘクタールの3分の1が民有地で年間80億円もの賃借料を支払っており、経常損益は64億円の赤字となっている。国交省は現在、福岡を含む国管理の空港を民営化する方針も打ち出しているが、賃借料負担が障害となることは間違いない。


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